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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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田原中男氏の尖った提案
2023/12/19 その442 木を見て森を見ない報道にウンザリ
最近の話題から二つ
政治献金裏金問題で自民党が崩壊へ?
今回ばかりは当事者にもかなり深刻に受けているようですが報道を見ると手口や各個人へのキックバックの金額そして首相の責任といったことが中心でそもそも政治資金規正法ができて政党補助金があるのに依然として議員個人での資金集めが行われていることへの言及は少ないです。もっと本質的には何故巨額の資金が現金でやり取りされているのか1万円以上の政治献金はすべて振込やカード決済とすれば裏金は作り難くなります。
野党も非難するばかりで建設的な提案がありません。
大局観のある政策提案があれば無党派層を取り入れて第1党のの可能性もありますがただ騒ぐだけでは無党派層の支持は得られず本格的な政治改革には繋がりません。それにしても有権者の反応が鈍いのが気がかりです。
ガザ戦争についても「一般市民が可哀想」というトーンで埋め尽くされていますがもう少し本質的な報道はないのでしょうか。
今回は捨て身のハマスが大きな戦略的勝利を収めたのではないでしょうか?2000年続く民族の戦いをベースにしないと中東問題は理解できません。ゲリラの常としてハマスがガザ民間人に隠れていたことは間違い無いでしょう。
しかしそこをイスラエルが攻撃することを予期したキブツ襲撃事件はどうして起きたのでしょうか。
ハマスとファタハの主導権争いを背景にハマスが捨て身で全世界に向け宣伝戦を仕掛けたという見方もできます。
ハマスは民間人の犠牲を強いることで世界の世論が反イスラエル、反米になることを戦略とし、今その通りに動いていますが逆にハマスがガザ市民から見捨てられる危険も孕んでいますのでイスラエルの狙いの一つにはこれもあるのかも知れません。
もしイスラエルがガザに侵攻しなければキブツ襲撃と大量の人質でハマスが非難されていた可能性もあります。それを理解しながら徹底的なガザ侵攻したイスラエルということでしょうか。
最終的にはイスラエル、パレスチナの共存しか解決策は無いでしょう。ド・ゴールならどうしたか興味のあるところです。
最近の話題から二つ
政治献金裏金問題で自民党が崩壊へ?
今回ばかりは当事者にもかなり深刻に受けているようですが報道を見ると手口や各個人へのキックバックの金額そして首相の責任といったことが中心でそもそも政治資金規正法ができて政党補助金があるのに依然として議員個人での資金集めが行われていることへの言及は少ないです。もっと本質的には何故巨額の資金が現金でやり取りされているのか1万円以上の政治献金はすべて振込やカード決済とすれば裏金は作り難くなります。
野党も非難するばかりで建設的な提案がありません。
大局観のある政策提案があれば無党派層を取り入れて第1党のの可能性もありますがただ騒ぐだけでは無党派層の支持は得られず本格的な政治改革には繋がりません。それにしても有権者の反応が鈍いのが気がかりです。
ガザ戦争についても「一般市民が可哀想」というトーンで埋め尽くされていますがもう少し本質的な報道はないのでしょうか。
今回は捨て身のハマスが大きな戦略的勝利を収めたのではないでしょうか?2000年続く民族の戦いをベースにしないと中東問題は理解できません。ゲリラの常としてハマスがガザ民間人に隠れていたことは間違い無いでしょう。
しかしそこをイスラエルが攻撃することを予期したキブツ襲撃事件はどうして起きたのでしょうか。
ハマスとファタハの主導権争いを背景にハマスが捨て身で全世界に向け宣伝戦を仕掛けたという見方もできます。
ハマスは民間人の犠牲を強いることで世界の世論が反イスラエル、反米になることを戦略とし、今その通りに動いていますが逆にハマスがガザ市民から見捨てられる危険も孕んでいますのでイスラエルの狙いの一つにはこれもあるのかも知れません。
もしイスラエルがガザに侵攻しなければキブツ襲撃と大量の人質でハマスが非難されていた可能性もあります。それを理解しながら徹底的なガザ侵攻したイスラエルということでしょうか。
最終的にはイスラエル、パレスチナの共存しか解決策は無いでしょう。ド・ゴールならどうしたか興味のあるところです。
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ(http://www.bmd-r.com)代表
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ(http://www.bmd-r.com)代表
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
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BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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