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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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田原中男氏の尖った提案
2018/8/27 その169 プロの活用
山口県で2歳の男児が行方不明になって多くの警察官等が参加した探索でも3日間発見されなかった事件がボランティアーの30分の活動であっさりと見つけてしまったというのは何を示唆しているのでしょうか。
ボランティアーとはいえ、経験豊富で知識と経験が備わった、その意味では『プロ』と、数は多いもののこのような探索には不慣れな警察、消防との差が出たということでしょうか。
富田林の警察から逃走した容疑者も3,000人の捜索体制でも1週間後の今も発見されてないし、少し前の刑務所から逃げた広島の事件でも島にも関わらず発見できず結局本土側で発見されました。
『量より質』ということが明確です。
翻って学校教育を考えて見ましょう。『量より質』ではなく『記憶より論理の組み立て』ということに置き換えて考えると果たして今の教育はどうなのでしょうか。少し前にTVでスイスの寄宿制の学校の紹介がありました。
11歳から18歳まで(英国でいえば進路決定のElevenn +から大学入学まで)の生徒が英語、仏語での授業プラス自国語で教育を受けるのですが、生徒4人に教師一人、授業も暗記よりも事例や設定された状況の中でどのように考え、他の生徒を巻き込み、リーダーシップを発揮するのかということが中心になります。
一言で言えば『次世代のリーダーを育てる』ことを明確に意識した教育です。日本人の生徒も何人かいたようですが授業料は相当に高額なことが想像できます。しかし、このようにして育てられた次世代リーダーの候補者が日本の教育制度の中から生まれてくるのでしょうか。これからの時代、日本の置かれた状況を考えると日本の教育制度は抜本的な改革が求められているのではないでしょうか。
いまだに『記憶力優先』で『入学時点や入社、入省時点』の成績で一生の道筋が決まってしまう社会の仕組みはグローバルスタンダードからは遠く外れています。
社会人再教育の仕組みも真剣に考える時代になっているのではないでしょうか。
山口県で2歳の男児が行方不明になって多くの警察官等が参加した探索でも3日間発見されなかった事件がボランティアーの30分の活動であっさりと見つけてしまったというのは何を示唆しているのでしょうか。
ボランティアーとはいえ、経験豊富で知識と経験が備わった、その意味では『プロ』と、数は多いもののこのような探索には不慣れな警察、消防との差が出たということでしょうか。
富田林の警察から逃走した容疑者も3,000人の捜索体制でも1週間後の今も発見されてないし、少し前の刑務所から逃げた広島の事件でも島にも関わらず発見できず結局本土側で発見されました。
『量より質』ということが明確です。
翻って学校教育を考えて見ましょう。『量より質』ではなく『記憶より論理の組み立て』ということに置き換えて考えると果たして今の教育はどうなのでしょうか。少し前にTVでスイスの寄宿制の学校の紹介がありました。
11歳から18歳まで(英国でいえば進路決定のElevenn +から大学入学まで)の生徒が英語、仏語での授業プラス自国語で教育を受けるのですが、生徒4人に教師一人、授業も暗記よりも事例や設定された状況の中でどのように考え、他の生徒を巻き込み、リーダーシップを発揮するのかということが中心になります。
一言で言えば『次世代のリーダーを育てる』ことを明確に意識した教育です。日本人の生徒も何人かいたようですが授業料は相当に高額なことが想像できます。しかし、このようにして育てられた次世代リーダーの候補者が日本の教育制度の中から生まれてくるのでしょうか。これからの時代、日本の置かれた状況を考えると日本の教育制度は抜本的な改革が求められているのではないでしょうか。
いまだに『記憶力優先』で『入学時点や入社、入省時点』の成績で一生の道筋が決まってしまう社会の仕組みはグローバルスタンダードからは遠く外れています。
社会人再教育の仕組みも真剣に考える時代になっているのではないでしょうか。
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
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BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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