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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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田原中男氏の尖った提案
2018/1/9 その138 あけましておめでとうございます。正月早々ですが、頑張れの意味を込めて〝ひ弱な日本〟に喝!
スパルタを奨励するわけではありませんが、最近の世の中を見ているとどうしても『ひ弱な日本』という印象がぬぐえません。
過去四半世紀に亘って犯罪も交通事故も減少していますこのこと自体は良いことなのですが、活力が失われた結果だとすると単純には喜べないところがあります。
一方でスポーツの世界ではゴルフの松山、スケートの小平や高木が活躍し、ダルビッシュもアメリカで一回り大きくなりましたし、大谷も身体を作れば第一線で活躍できるでしょう。
また、スポーツの世界ではカタカナ日本選手が増えています。日本国籍に漢字の名前を要求しなくなってからカタカナのままの選手が目立ち、また活躍しているのは良いことだと感じます。
様々な血が混じることで新しい力が生まれることは頼もしい限りですが、ビジネスの世界でも同じような動きが望まれます。
海外企業に買収されて再生される日本企業を見ると新しいアプローチや方針が必要なことがよくわかりますし、社員のポテンシャルが低いわけではありません。
逆にポテンシャルが高いから、欧米に限らずアジアの企業も日本企業の買収に熱心なのでしょう。
日本企業も秩序に守られたひ弱さから世界に力強く主張できるようになって欲しいと願ってやみません。
エネルギー政策で『原子力は中央集権、再生可能エネルギーは分散型』という話を聞きました。第三次産業革命で情報が主役になり、中央集権的なアプローチよりも分散型の方が効率的でイノベーションも早いとのことです。
日本の政官、企業は依然として中央集権型で効率の悪さが表面化しています同時に分散型になるためには個々の企業や個々人の主体性が問われるわけで『ひ弱な日本』では分散型の社会には対応できません。
個の確立と、様々な文化との競合と融合、判断のスピードアップが求められます。教育の役割はますます重要になるのではないでしょうか。
スパルタを奨励するわけではありませんが、最近の世の中を見ているとどうしても『ひ弱な日本』という印象がぬぐえません。
過去四半世紀に亘って犯罪も交通事故も減少していますこのこと自体は良いことなのですが、活力が失われた結果だとすると単純には喜べないところがあります。
一方でスポーツの世界ではゴルフの松山、スケートの小平や高木が活躍し、ダルビッシュもアメリカで一回り大きくなりましたし、大谷も身体を作れば第一線で活躍できるでしょう。
また、スポーツの世界ではカタカナ日本選手が増えています。日本国籍に漢字の名前を要求しなくなってからカタカナのままの選手が目立ち、また活躍しているのは良いことだと感じます。
様々な血が混じることで新しい力が生まれることは頼もしい限りですが、ビジネスの世界でも同じような動きが望まれます。
海外企業に買収されて再生される日本企業を見ると新しいアプローチや方針が必要なことがよくわかりますし、社員のポテンシャルが低いわけではありません。
逆にポテンシャルが高いから、欧米に限らずアジアの企業も日本企業の買収に熱心なのでしょう。
日本企業も秩序に守られたひ弱さから世界に力強く主張できるようになって欲しいと願ってやみません。
エネルギー政策で『原子力は中央集権、再生可能エネルギーは分散型』という話を聞きました。第三次産業革命で情報が主役になり、中央集権的なアプローチよりも分散型の方が効率的でイノベーションも早いとのことです。
日本の政官、企業は依然として中央集権型で効率の悪さが表面化しています同時に分散型になるためには個々の企業や個々人の主体性が問われるわけで『ひ弱な日本』では分散型の社会には対応できません。
個の確立と、様々な文化との競合と融合、判断のスピードアップが求められます。教育の役割はますます重要になるのではないでしょうか。
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
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BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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