- TOP
- ≫ メッセージ
会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
田原中男氏の尖った提案
2017/8/28 その120 サムライジャパンのユニフォーム
今週木曜日、31日は運命のW杯最終予選のオーストラリア戦があり、勝てば6大会連続の出場が決まり、もし負ければ予選突破がかなり難しくなります。勝敗はともかく、ここ数年気になっていることがあります。それはユニフォームの色とデザインです。
年々、素材や機能面での進化があるので新しいユニフォームが必要になるのでしょうが毎回色合いが変わっていることが気になっています。
サッカーの世界では“セレソン”は黄色とブルー、“イタリア”はアズーレ、濃い青“デンマーク”は赤、“フランス”はシャツ・パンツ・ストッキングでトリコロールそして“アルゼンチン”はライトブルーと白の縦シマとどの国も国旗の色を基本にした組み合わせで基本的に色合いは変わりません。勿論今回の対戦相手オーストラリアはワラビー(黄色と緑)となります。
そのため、ユニフォームを見ればどのチームがプレーしているのかが一目瞭然ですしユニフォームに対する愛着も湧いてきます。ちなみにどの国もナショナルチームのユニフォームは競技種目に関係なく基本的に同一ですから見ただけでどの国の選手かがわかります。
ここ数年の日本チームは微妙にデザインや色合いがW杯ごとに異なり、統一性がありません。ユニフォーム提供会社の陰謀ではないかと思われるような変更は違和感を覚えますし他国の観客に対するアピールでも損をしているのではないかと思います。
ナショナルチームというのは国を代表して戦うので相手に対してもその存在価値を認めてもらうことは大切ですから、大会ごとに色合いやデザインが変わってしまうのは自分たちのアイデンティティーに対する感覚が薄いのではないかと疑われてしまいますし、ユニフォームの存在感が薄まってしまいます。
他の事柄も似たようなことがあるのですが、日本の場合『自分たちの都合』で物事を考え『他者からどのように見られているか』という視点が欠けているように思われます。結果的に存在感が薄まり、自らの主張が受け入れられ難いことになっているのではないかと感じます。世の中は自分たちだけで存在しているのではなく、あくまでも他者との相互関係のもとに存在しているということが意識されていないという危惧があります。
ビジネスの世界でも同様で自分たちのぶれない主張をどれだけ守れるかということが大切だと思います。
今週木曜日、31日は運命のW杯最終予選のオーストラリア戦があり、勝てば6大会連続の出場が決まり、もし負ければ予選突破がかなり難しくなります。勝敗はともかく、ここ数年気になっていることがあります。それはユニフォームの色とデザインです。
年々、素材や機能面での進化があるので新しいユニフォームが必要になるのでしょうが毎回色合いが変わっていることが気になっています。
サッカーの世界では“セレソン”は黄色とブルー、“イタリア”はアズーレ、濃い青“デンマーク”は赤、“フランス”はシャツ・パンツ・ストッキングでトリコロールそして“アルゼンチン”はライトブルーと白の縦シマとどの国も国旗の色を基本にした組み合わせで基本的に色合いは変わりません。勿論今回の対戦相手オーストラリアはワラビー(黄色と緑)となります。
そのため、ユニフォームを見ればどのチームがプレーしているのかが一目瞭然ですしユニフォームに対する愛着も湧いてきます。ちなみにどの国もナショナルチームのユニフォームは競技種目に関係なく基本的に同一ですから見ただけでどの国の選手かがわかります。
ここ数年の日本チームは微妙にデザインや色合いがW杯ごとに異なり、統一性がありません。ユニフォーム提供会社の陰謀ではないかと思われるような変更は違和感を覚えますし他国の観客に対するアピールでも損をしているのではないかと思います。
ナショナルチームというのは国を代表して戦うので相手に対してもその存在価値を認めてもらうことは大切ですから、大会ごとに色合いやデザインが変わってしまうのは自分たちのアイデンティティーに対する感覚が薄いのではないかと疑われてしまいますし、ユニフォームの存在感が薄まってしまいます。
他の事柄も似たようなことがあるのですが、日本の場合『自分たちの都合』で物事を考え『他者からどのように見られているか』という視点が欠けているように思われます。結果的に存在感が薄まり、自らの主張が受け入れられ難いことになっているのではないかと感じます。世の中は自分たちだけで存在しているのではなく、あくまでも他者との相互関係のもとに存在しているということが意識されていないという危惧があります。
ビジネスの世界でも同様で自分たちのぶれない主張をどれだけ守れるかということが大切だと思います。
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
バックナンバーは下記URLよりご覧下さい。
BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
BMDリサーチ http://www.bmd-r.com