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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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田原中男氏の尖った提案
2023/03/07 その401 事実と真実
今年になっても度々北朝鮮がミサイルを発射しています。ミサイル実験はどの国でもやっていることですが、北朝鮮に限れば国連決議違反ということになりますし少なくとも事前に落下予想区域を設定して危険予防措置をとるべきです。
国連決議の背景には朝鮮戦争が技術的にはまだ継続していて単に停戦協定が継続しているだけということもあるでしょう。北朝鮮の狙いはこれだけの軍備があるし反撃能力があるということを誇示することで攻撃を受けない様にしたいのは間違いのないところで実戦配備ができることをアメリカに示すことが主眼にあります。
日本ではJアラートの様にあたかも日本を狙っているように報道されます。発射は事実です。真実はどこにあるのでしょうか。
北朝鮮から長距離のミサイル実験をすると日本を超えて太平洋に撃つか南東に向けて東シナ海に撃つかそれともロフテッドで日本海に落ちる様にするかの3択しかありませんのでどうしても日本海に落とす様になります。
本当の意図は分かりません、つまり真実はわからないのです。それでもいかにも日本に向けて撃ったような報道を拡散するのは防衛費増強の援護射撃として利用しているのではないかと疑いたくなります。報道も政府発表をそのまま流すのではなくもう少し冷静な対応も必要なのではないかと感じます。
事実は明確ですが真実は不明なのです。特に国際交渉や外交では真実は「闇の中」ということも珍しくありませんのでますますどの様に報道するか、あるいはどの様に国民が捉えるかということは大切で、聞く方もそれなりの知識を持つことが必要です。
諸外国では国民の間で様々な議論を戦わせ、自己主張をすることで見方の多様性が生まれることで真実を探ろうとする意識が高く、それが為政者に対するある種の抑制力にもなっています。
ここを間違えると大本営発表になってしまいます。どこかの国が皮肉って「日本は色々反対するが、一度決まってしまうと皆が
大人しく従う国だ」と言っていますがそうではない一面も見せたいものです。
今年になっても度々北朝鮮がミサイルを発射しています。ミサイル実験はどの国でもやっていることですが、北朝鮮に限れば国連決議違反ということになりますし少なくとも事前に落下予想区域を設定して危険予防措置をとるべきです。
国連決議の背景には朝鮮戦争が技術的にはまだ継続していて単に停戦協定が継続しているだけということもあるでしょう。北朝鮮の狙いはこれだけの軍備があるし反撃能力があるということを誇示することで攻撃を受けない様にしたいのは間違いのないところで実戦配備ができることをアメリカに示すことが主眼にあります。
日本ではJアラートの様にあたかも日本を狙っているように報道されます。発射は事実です。真実はどこにあるのでしょうか。
北朝鮮から長距離のミサイル実験をすると日本を超えて太平洋に撃つか南東に向けて東シナ海に撃つかそれともロフテッドで日本海に落ちる様にするかの3択しかありませんのでどうしても日本海に落とす様になります。
本当の意図は分かりません、つまり真実はわからないのです。それでもいかにも日本に向けて撃ったような報道を拡散するのは防衛費増強の援護射撃として利用しているのではないかと疑いたくなります。報道も政府発表をそのまま流すのではなくもう少し冷静な対応も必要なのではないかと感じます。
事実は明確ですが真実は不明なのです。特に国際交渉や外交では真実は「闇の中」ということも珍しくありませんのでますますどの様に報道するか、あるいはどの様に国民が捉えるかということは大切で、聞く方もそれなりの知識を持つことが必要です。
諸外国では国民の間で様々な議論を戦わせ、自己主張をすることで見方の多様性が生まれることで真実を探ろうとする意識が高く、それが為政者に対するある種の抑制力にもなっています。
ここを間違えると大本営発表になってしまいます。どこかの国が皮肉って「日本は色々反対するが、一度決まってしまうと皆が
大人しく従う国だ」と言っていますがそうではない一面も見せたいものです。
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ(http://www.bmd-r.com)代表
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ(http://www.bmd-r.com)代表
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
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BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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