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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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田原中男氏の尖った提案
2021/07/27 その317 FiReL:有勇自提起(悠々自適)な生活からの提案 マイナンバーとマイナンバーカードの不思議
マイナンバー制度はアメリカのSocial Security Numberにヒントを得たものだと考えますが本番アメリカではこのカードは薄っぺらな名刺サイズの紙のカードです。私はたまたまラミネーターがあったのでラミネートされ破損しにくくしていましたが普通は何年もするとボロボロになってしまいます、ICチップや磁気テープの付いたカードではなく必要な時は番号を記入するだけでカードの提示もありません。番号は管理されているのでチェックはできますからこれで十分なのです。確かに時々不正はありますがそれほど大きな問題にはなりません。
日本ではどうしてマイナンバーカードが必要で、しかもそのカードをリーダーで読み取らなければ使えないのでしょうか。しかもソフトが恐ろしく使いにくいので使いたくなくなります。もともと何を目的として、どのような対象者に、どのようにして使って貰えば利便性が向上するかと言うシミュレーションができていなかったのでしよう。年寄りには使えません。
目的が不明確な仕組みに莫大な費用をかけ、結局使い勝手の悪いシステムだけが残りどこかの請け負った企業だけが儲かると言う仕組みではないでしようか。ETCカードも同じことが言えます。
かなり高度なシステムにしてしまったので読み取り機械が高くて、駐車場などでは設置費用がネックになり普及していません。また複雑なため読取スピードも遅くなっています。通行料金のみであればもっと簡単な設定にしてシンガポールなどのように道路上に設置した装置から読み取ればスピードを落とさず通過でき、海外ではこれが主流です。機械的にバーで止めなくても不正はカメラとの組み合わせでNシステムのように後から罰金を徴収すれば十分です。
利便性と正義の天秤をどう設定するかとい言う事ですが、日本では正義が大手をふって歩き、個人の利便性や効率は後回しになっています。世界との競争に勝てないわけです。
マイナンバー制度はアメリカのSocial Security Numberにヒントを得たものだと考えますが本番アメリカではこのカードは薄っぺらな名刺サイズの紙のカードです。私はたまたまラミネーターがあったのでラミネートされ破損しにくくしていましたが普通は何年もするとボロボロになってしまいます、ICチップや磁気テープの付いたカードではなく必要な時は番号を記入するだけでカードの提示もありません。番号は管理されているのでチェックはできますからこれで十分なのです。確かに時々不正はありますがそれほど大きな問題にはなりません。
日本ではどうしてマイナンバーカードが必要で、しかもそのカードをリーダーで読み取らなければ使えないのでしょうか。しかもソフトが恐ろしく使いにくいので使いたくなくなります。もともと何を目的として、どのような対象者に、どのようにして使って貰えば利便性が向上するかと言うシミュレーションができていなかったのでしよう。年寄りには使えません。
目的が不明確な仕組みに莫大な費用をかけ、結局使い勝手の悪いシステムだけが残りどこかの請け負った企業だけが儲かると言う仕組みではないでしようか。ETCカードも同じことが言えます。
かなり高度なシステムにしてしまったので読み取り機械が高くて、駐車場などでは設置費用がネックになり普及していません。また複雑なため読取スピードも遅くなっています。通行料金のみであればもっと簡単な設定にしてシンガポールなどのように道路上に設置した装置から読み取ればスピードを落とさず通過でき、海外ではこれが主流です。機械的にバーで止めなくても不正はカメラとの組み合わせでNシステムのように後から罰金を徴収すれば十分です。
利便性と正義の天秤をどう設定するかとい言う事ですが、日本では正義が大手をふって歩き、個人の利便性や効率は後回しになっています。世界との競争に勝てないわけです。
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
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BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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