- TOP
- ≫ メッセージ
会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
田原中男氏の尖った提案
2019/4/1 その200 大学の授業を英語に
非英語国で高等教育を自国語で行なっている国は少なく、日本は例外的と言えます。これ自体は素晴らしいことですが、別の観点からみると他国との交流に大きな障壁ができてしまっています。意思疎通の為に英語に訳す必要があり、また論文や主張が他国から参照される機会が大幅に減少してしまいます。
人口の少ない国は自国語で教科書を作成したり、教育体制を整える費用がかかるため英語を採用することで共通化を図り高等教育の質を維持しています。教科書や参考文献のみならず、教授陣も英語圏で共通化することで幅広い人材にアクセスできるという有利さもあります。
因みに日本の出版数は世界2位とのこと、この為日本語で何でも読めるという錯覚に陥っているのでしょうが、あくまでも誰かが翻訳したいと判断した本のみであり全ての 本が翻訳されているのではないことを認識しなければなりません。似たような例は他にもあり、インターネットで何かを参照したりするときも日本語で検索した場合と英語で検索した場合とでは内容と量に大きな差があります。
情報量に差があるということですが、日本語で検索している限りではこのような事実に気が付きません。
広く情報を集めたり、原書にあたって確認する必要があるのですが、気がつかないことが多くあり、いつの間にか情報ギャップの谷間に落ちてしまっていますので自ら探す努力をしなければいけません。
非英語国で高等教育を自国語で行なっている国は少なく、日本は例外的と言えます。これ自体は素晴らしいことですが、別の観点からみると他国との交流に大きな障壁ができてしまっています。意思疎通の為に英語に訳す必要があり、また論文や主張が他国から参照される機会が大幅に減少してしまいます。
人口の少ない国は自国語で教科書を作成したり、教育体制を整える費用がかかるため英語を採用することで共通化を図り高等教育の質を維持しています。教科書や参考文献のみならず、教授陣も英語圏で共通化することで幅広い人材にアクセスできるという有利さもあります。
因みに日本の出版数は世界2位とのこと、この為日本語で何でも読めるという錯覚に陥っているのでしょうが、あくまでも誰かが翻訳したいと判断した本のみであり全ての 本が翻訳されているのではないことを認識しなければなりません。似たような例は他にもあり、インターネットで何かを参照したりするときも日本語で検索した場合と英語で検索した場合とでは内容と量に大きな差があります。
情報量に差があるということですが、日本語で検索している限りではこのような事実に気が付きません。
広く情報を集めたり、原書にあたって確認する必要があるのですが、気がつかないことが多くあり、いつの間にか情報ギャップの谷間に落ちてしまっていますので自ら探す努力をしなければいけません。
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
バックナンバーは下記URLよりご覧下さい。
BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
BMDリサーチ http://www.bmd-r.com