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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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田原中男氏の尖った提案
2019/3/19 その199 女性の活躍度は世界最低レベル
国会議員の女性比率も、管理職の女性比率も概ね10%程度でOECD加盟国中最低レベル、発展途上国と比較しても下位に沈んでいます。もはや口先対応ではどうにもならない状況ですが、もっと問題なのはこのような状況だという認識が国民の中で希薄なことです。理由の一つとして、あまりにもドメスティックな情報、意識にあり、世界の潮流を知らないで過ごしているからではないでしょうか。これでは停滞する景気を払拭することはできずに、長期低落し、20年後には世界の中での日本の存在感は無くなるような状況になります。今一度、情報の大切さを再認識したいものですが、情報は『来る』ものではなく『取りに行くもの』という意識を持つことが大切です。
日本以外の情報ソースを探ること、その為には少なくとも英語ができることが最低条件になります。例えば、身近な例ではスポーツの結果があります。日本語のメディアに頼っているとスキージャンプの高梨選手が3位になったことはわかりますが優勝は誰だったのかはわかりません。また、サッカーで南野選手が2点取った時は報道されますが、点を取らないと報道されませんので、試合に出ていたのかどうかもわかりません。もう一つ気なるのはバドミントンの全英オープンで桃田選手が『タイの選手』に勝って準決勝に進出という記事がありますが、その選手にも『名前』があるわけですから、大変失礼なことだと思います。
ある意味で自己中心的な発想が蔓延していることも『今の自分がよければ、それで良い』ということで現状維持になり、例えば女性が活躍できるように何かをしなければいけないという改革の思考は生まれません。こんなことも変化が生まれない原因ではないでしょうか。
今のままで悪くない、何かを変えると面倒だ、世界の潮流の変化は関係ないということが根っこのところにあるようで、『まず隗より始めよ』という勇気が求まられています。
国会議員の女性比率も、管理職の女性比率も概ね10%程度でOECD加盟国中最低レベル、発展途上国と比較しても下位に沈んでいます。もはや口先対応ではどうにもならない状況ですが、もっと問題なのはこのような状況だという認識が国民の中で希薄なことです。理由の一つとして、あまりにもドメスティックな情報、意識にあり、世界の潮流を知らないで過ごしているからではないでしょうか。これでは停滞する景気を払拭することはできずに、長期低落し、20年後には世界の中での日本の存在感は無くなるような状況になります。今一度、情報の大切さを再認識したいものですが、情報は『来る』ものではなく『取りに行くもの』という意識を持つことが大切です。
日本以外の情報ソースを探ること、その為には少なくとも英語ができることが最低条件になります。例えば、身近な例ではスポーツの結果があります。日本語のメディアに頼っているとスキージャンプの高梨選手が3位になったことはわかりますが優勝は誰だったのかはわかりません。また、サッカーで南野選手が2点取った時は報道されますが、点を取らないと報道されませんので、試合に出ていたのかどうかもわかりません。もう一つ気なるのはバドミントンの全英オープンで桃田選手が『タイの選手』に勝って準決勝に進出という記事がありますが、その選手にも『名前』があるわけですから、大変失礼なことだと思います。
ある意味で自己中心的な発想が蔓延していることも『今の自分がよければ、それで良い』ということで現状維持になり、例えば女性が活躍できるように何かをしなければいけないという改革の思考は生まれません。こんなことも変化が生まれない原因ではないでしょうか。
今のままで悪くない、何かを変えると面倒だ、世界の潮流の変化は関係ないということが根っこのところにあるようで、『まず隗より始めよ』という勇気が求まられています。
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
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BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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