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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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田原中男氏の尖った提案
2020/9/4 その270 JRの切符は何故1ヶ月前からしか買えないのか?
COVID蔓延の最近ですが、北海道内の旅行はそれほど問題はないのではと思い秋の釧路湿原巡りを計画しましたが切符手配がでネットではできないことがわかりました。新聞等の感染の地図では北海道は一括りですが、札幌から釧路まで約300キロ同じく函館までも約300キロ、網走や稚内はもっと距離がありますので東京を中心として考えれば関東甲信越と同じような範囲になり、実際北海道内の感染は札幌中心でその他の地方ではほとんど事例がないと、旅行を正当化する理由としています。
さて、最初のテーマに戻るとホテルも飛行機も少なくとも3ヶ月前には予約可能ですが、JRのみは1ヶ月前にならないと予約が確定しませんので、最悪の場合旅行そのものが予定通りできないことになります。JR各社は需要喚起のために豪華な列車を走らせたりしていますが、肝心の予約が直前にならないと確定しないのであれば車や飛行機にお客さんを取られるのも自然の流れです。
またまたアメリカでの経験で申し訳ありませんが、移動手段の標準が飛行機であるところから、航空各社が開発したフライト予約システムで宿泊やレンタカーも同時に予約ができます。このため各航空会社は大規模なシステムを開発し提携各社にライセンス提供していてこのシステムが各社の無形固定資産の大きな価値となり、企業の価値算定の重要な要素になっています。このようなシステム場合、自社及び提携会社のフライトが優先的に画面に表示されまた広告にあるような格安の座席はシステムを熟知して探し出さないと表示されず利益率の高い切符から販売するようになっていて収益性を高めています。興味があったので一度調べてみましたが、NY-LA $80という格安の座席は300席のうち2つだけでした。
JRに関して言えばこのようなシステムを開発し、せめて3ヶ月前には予約でき宿泊やレンタカーや競合する航空券も併せて予約できるようにすれば良いでしょう。ネットで直接予約を取れるようにすれば、旅行代理店への手数料もなくなり収益が大幅に改善されます。現状ではネットでも1ヶ月前からしか予約もできず、特急以外のローカル線3セクの企画列車はアクセスもできません。旅行代理店頼りから自分たちで環境を構築することがネット時代の真髄です。
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最近、北海道に引っ越し素晴らしい環境の中で生活を始めましたが、何度か書いたように生活のインフラを整えるのが高齢者には優しくないことがわかりました。下記のホームページからも参照できます。
HP
http://www.bmd-r.com/
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COVID蔓延の最近ですが、北海道内の旅行はそれほど問題はないのではと思い秋の釧路湿原巡りを計画しましたが切符手配がでネットではできないことがわかりました。新聞等の感染の地図では北海道は一括りですが、札幌から釧路まで約300キロ同じく函館までも約300キロ、網走や稚内はもっと距離がありますので東京を中心として考えれば関東甲信越と同じような範囲になり、実際北海道内の感染は札幌中心でその他の地方ではほとんど事例がないと、旅行を正当化する理由としています。
さて、最初のテーマに戻るとホテルも飛行機も少なくとも3ヶ月前には予約可能ですが、JRのみは1ヶ月前にならないと予約が確定しませんので、最悪の場合旅行そのものが予定通りできないことになります。JR各社は需要喚起のために豪華な列車を走らせたりしていますが、肝心の予約が直前にならないと確定しないのであれば車や飛行機にお客さんを取られるのも自然の流れです。
またまたアメリカでの経験で申し訳ありませんが、移動手段の標準が飛行機であるところから、航空各社が開発したフライト予約システムで宿泊やレンタカーも同時に予約ができます。このため各航空会社は大規模なシステムを開発し提携各社にライセンス提供していてこのシステムが各社の無形固定資産の大きな価値となり、企業の価値算定の重要な要素になっています。このようなシステム場合、自社及び提携会社のフライトが優先的に画面に表示されまた広告にあるような格安の座席はシステムを熟知して探し出さないと表示されず利益率の高い切符から販売するようになっていて収益性を高めています。興味があったので一度調べてみましたが、NY-LA $80という格安の座席は300席のうち2つだけでした。
JRに関して言えばこのようなシステムを開発し、せめて3ヶ月前には予約でき宿泊やレンタカーや競合する航空券も併せて予約できるようにすれば良いでしょう。ネットで直接予約を取れるようにすれば、旅行代理店への手数料もなくなり収益が大幅に改善されます。現状ではネットでも1ヶ月前からしか予約もできず、特急以外のローカル線3セクの企画列車はアクセスもできません。旅行代理店頼りから自分たちで環境を構築することがネット時代の真髄です。
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最近、北海道に引っ越し素晴らしい環境の中で生活を始めましたが、何度か書いたように生活のインフラを整えるのが高齢者には優しくないことがわかりました。下記のホームページからも参照できます。
HP
http://www.bmd-r.com/
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コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
バックナンバーは下記URLよりご覧下さい。
BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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