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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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田原中男氏の尖った提案
2019/12/4 その235 歳を取ると何故一年が早く過ぎるのか
ついこの間正月を迎えたと思ったら、もう12月になり新しい正月を迎えることになります。それでは何をしてきたかというと、特に新しいことはないように感じられますが世の中では元号が変わり、新天皇が即位し、参議院選挙もあり、ワールドカップラグビーでにわかファンが急増し、吉野さんがノーベル賞化学賞を受賞し、また悲しい事件では京都アニメーションの凄惨な放火事、たびたび起こる高年齢運転者の高速道路逆走事故などなど様々なことがあり、春先のことは遠い昔のことのように感じられます。
実際に起きていることと、自分は何をしたのだろうかというギャップが大きくなりそのことが自分のことに関しては実際の時間軸よりも短く感じてしまう原因なのでしょうか。簡単に言えば、一年365日で実行したことが年々少なくなっているということなのでしょう。
生涯現役という言葉がありますが、現役であれば一年が短いと感じなくなるのかもしれません。こんなことを考えながら年末の忙しい時期を過ごしているのですが、社会全体としても皆が生涯現役でいられるようになれば素晴らしいことでしょう。
ただ、現役というのは何も『仕事をする』ということに限らず、趣味の世界でも自分を磨くことでも、ボランティア活動でも何でも良いのではないでしょうか。問題は、そのような場がどれだけ提供されているかということです。それぞれの人が、それぞれの体力や気力や興味の範囲内で自由に選択の幅が得られるということが大切になり60歳だからこれ、70歳だからこれといったお仕着せはいけません。
中曽根元首相が101歳で他界されましたが、まさに100歳まで現役で活動していたことが元気の源だったのではないでしょうか。ある新聞記者に聞いた話ですが、中曽根さんは若い頃から『そのまま新聞の見出し』になるような話し方をしていて、インタビューがあると時間をかけて言葉の推敲を重ねていたそうです。このような思考行動パターンが若さを保つ源だったのでしょう。
老齢化社会を嘆く前に、このような生活態度を身につけたいものです。
ついこの間正月を迎えたと思ったら、もう12月になり新しい正月を迎えることになります。それでは何をしてきたかというと、特に新しいことはないように感じられますが世の中では元号が変わり、新天皇が即位し、参議院選挙もあり、ワールドカップラグビーでにわかファンが急増し、吉野さんがノーベル賞化学賞を受賞し、また悲しい事件では京都アニメーションの凄惨な放火事、たびたび起こる高年齢運転者の高速道路逆走事故などなど様々なことがあり、春先のことは遠い昔のことのように感じられます。
実際に起きていることと、自分は何をしたのだろうかというギャップが大きくなりそのことが自分のことに関しては実際の時間軸よりも短く感じてしまう原因なのでしょうか。簡単に言えば、一年365日で実行したことが年々少なくなっているということなのでしょう。
生涯現役という言葉がありますが、現役であれば一年が短いと感じなくなるのかもしれません。こんなことを考えながら年末の忙しい時期を過ごしているのですが、社会全体としても皆が生涯現役でいられるようになれば素晴らしいことでしょう。
ただ、現役というのは何も『仕事をする』ということに限らず、趣味の世界でも自分を磨くことでも、ボランティア活動でも何でも良いのではないでしょうか。問題は、そのような場がどれだけ提供されているかということです。それぞれの人が、それぞれの体力や気力や興味の範囲内で自由に選択の幅が得られるということが大切になり60歳だからこれ、70歳だからこれといったお仕着せはいけません。
中曽根元首相が101歳で他界されましたが、まさに100歳まで現役で活動していたことが元気の源だったのではないでしょうか。ある新聞記者に聞いた話ですが、中曽根さんは若い頃から『そのまま新聞の見出し』になるような話し方をしていて、インタビューがあると時間をかけて言葉の推敲を重ねていたそうです。このような思考行動パターンが若さを保つ源だったのでしょう。
老齢化社会を嘆く前に、このような生活態度を身につけたいものです。
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
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BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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