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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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田原中男氏の尖った提案
2020/9/14 その271 3回目の四半世紀
日本では記念日の数え方が10年単位ですが、欧米では数の数え方が十進法よりも分数で考えることが多いので75年目は3/4世紀になります。四半世紀の3回目という目で観てみるとそれなりの重みがあるようです。当時の20歳、30歳という働き盛りの世代はとうの昔に引退し、現在の20.30歳代は孫の世代になり経験は薄れてしまっていますので何かを残そうとすればそれなりの努力が必要です。このような風化を防ぐために一般的には教育が大切ですが、戦後の教育は知識の記憶が中心となり複雑な状況を把握して論理的な思考で最適解を探すような思考方法は苦手です。
ユダヤ人が約2600年前のバビロンの捕囚を今でも語り伝え、イスラエルとパレスチナの対立の原因となっているように解釈を許さない知識というのは複雑な物事の解決には時として障害となる事があります。このような事と比較すると75年というのはあっという間の出来事ですが、それでも風化現象が見られることに対しどのような考えるべきでしょうか。
人は過去の感傷に浸ることはありますが未来に対して感傷に浸ることはありません。
逆に将来を憂うことはありますが過去に対して憂いても事実は変わりません。
将来に希望を持ちたければそれを達成するための道筋を考え、一歩一歩実現に向けて努力する事が必要で、過去の感傷に浸り過去を憂いても前進はありません。
終戦時から3世代目がこれからの未来を築くとなれば、これらの世代に対して正確な知識と未来に対する複雑な解決の道筋を示してあげ、教育する事が2世代目の役割ではないでしょうか。実体験を持つ第1世代が高齢化する中で、少なくとも実体験を持つ世代から直接経験を受け継いだ我々第2世代の役割は重要です。最近の番組を見ていると戦争の悲惨さを強調した番組が多いですが、これでは本当の歴史は伝わらないと思います。
何故ならそのような政党、政府、軍隊を作ってきたのも市民なのですから、本当に伝えなければならないことはいつ、どこで、どうして判断を誤ったのか。その誤りに気づいたときに修正する事が何故できなかったのかということを正確に伝えるべきでしょう。悪い結果を憂うだけでなく、自らの責任範囲で何を間違ったのかに向き合う事が辛いですが必要な事です。
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最近、北海道に引っ越し素晴らしい環境の中で生活を始めましたが、何度か書いたように生活のインフラを整えるのが高齢者には優しくないことがわかりました。下記のホームページからも参照できます。
HP
http://www.bmd-r.com/
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日本では記念日の数え方が10年単位ですが、欧米では数の数え方が十進法よりも分数で考えることが多いので75年目は3/4世紀になります。四半世紀の3回目という目で観てみるとそれなりの重みがあるようです。当時の20歳、30歳という働き盛りの世代はとうの昔に引退し、現在の20.30歳代は孫の世代になり経験は薄れてしまっていますので何かを残そうとすればそれなりの努力が必要です。このような風化を防ぐために一般的には教育が大切ですが、戦後の教育は知識の記憶が中心となり複雑な状況を把握して論理的な思考で最適解を探すような思考方法は苦手です。
ユダヤ人が約2600年前のバビロンの捕囚を今でも語り伝え、イスラエルとパレスチナの対立の原因となっているように解釈を許さない知識というのは複雑な物事の解決には時として障害となる事があります。このような事と比較すると75年というのはあっという間の出来事ですが、それでも風化現象が見られることに対しどのような考えるべきでしょうか。
人は過去の感傷に浸ることはありますが未来に対して感傷に浸ることはありません。
逆に将来を憂うことはありますが過去に対して憂いても事実は変わりません。
将来に希望を持ちたければそれを達成するための道筋を考え、一歩一歩実現に向けて努力する事が必要で、過去の感傷に浸り過去を憂いても前進はありません。
終戦時から3世代目がこれからの未来を築くとなれば、これらの世代に対して正確な知識と未来に対する複雑な解決の道筋を示してあげ、教育する事が2世代目の役割ではないでしょうか。実体験を持つ第1世代が高齢化する中で、少なくとも実体験を持つ世代から直接経験を受け継いだ我々第2世代の役割は重要です。最近の番組を見ていると戦争の悲惨さを強調した番組が多いですが、これでは本当の歴史は伝わらないと思います。
何故ならそのような政党、政府、軍隊を作ってきたのも市民なのですから、本当に伝えなければならないことはいつ、どこで、どうして判断を誤ったのか。その誤りに気づいたときに修正する事が何故できなかったのかということを正確に伝えるべきでしょう。悪い結果を憂うだけでなく、自らの責任範囲で何を間違ったのかに向き合う事が辛いですが必要な事です。
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最近、北海道に引っ越し素晴らしい環境の中で生活を始めましたが、何度か書いたように生活のインフラを整えるのが高齢者には優しくないことがわかりました。下記のホームページからも参照できます。
HP
http://www.bmd-r.com/
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コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
バックナンバーは下記URLよりご覧下さい。
BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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