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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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田原中男氏の尖った提案
2022/12/26 その392 こんな国で子供を育てようと思うのか?
戦争の真っ只中にあるウクライナよりも平和な日本の方が子供を育てようという気持ちは少なくなるのではないかと感じます。いつも言っているように将来の見通しに楽しみが感じられなければ安心して子供を持てません、これこそが出生率低下の最大原因です。
ある日突然防衛力増強のために43兆円の資金が必要で増税で捻出すると言われても理解できません。反撃能力が必要との説明ですが「反撃能力」そのものの説明もそれに伴うリスクの説明もなくGDPの2%を防衛費のために使うということだけで突っ走っていますが本当でしょうか。優先順位として教育、子育て、再教育訓練、農業の将来像、クリーンエネルギー開発よりも高いのでしょうか。
反撃能力に伴うリスクが語られていませんが、これにより他国から攻撃されるリスクが高まっているのです、つまり専守防衛であれば他国から見て日本から攻撃を受ける可能性は低かったのですが、反撃能力を持つことでそのまた反撃能力を他国が持つことになるので逆に先制攻撃されるリスクは相当に高くなってしまいますがこれらの説明がないため「反撃」と言われて世論調査でも肯定的な意見が出ています。
元自衛艦隊幹部の香山さんは「身の丈を超えている」と警鐘を鳴らしています。日露戦争以降の「身の丈を超えた戦争」はバカな陸海軍を政治家が抑えきれずにノモンハン、日中戦争、太平洋戦争と敗戦を続け壊滅しました。
そのために文民統制が大切となったのですが、今度はしっかりした自衛隊幹部の上にバカな政治家がいることでまたまた「身の丈を外れた」ことをやろうとしています。
肌感覚で感じられる不安が回り回って若者に子孫を増やさない感情を植え付けてしまっているのではないでしょうか。ドイツもフランスも一時期は低出生率に悩まされましたが軍備増強で出生率が上がったのではありません、多様な生活を容認し手厚い生活支援策をとることで出生率が向上しました。
日本の採るべき道はどこにあるのでしょうか、ミサイルを持って遊ぶのは子供だけでしょう、選挙での再選しか考えない今の政治家は子供みたいなものですからしょうがないか(悲しい!)
戦争の真っ只中にあるウクライナよりも平和な日本の方が子供を育てようという気持ちは少なくなるのではないかと感じます。いつも言っているように将来の見通しに楽しみが感じられなければ安心して子供を持てません、これこそが出生率低下の最大原因です。
ある日突然防衛力増強のために43兆円の資金が必要で増税で捻出すると言われても理解できません。反撃能力が必要との説明ですが「反撃能力」そのものの説明もそれに伴うリスクの説明もなくGDPの2%を防衛費のために使うということだけで突っ走っていますが本当でしょうか。優先順位として教育、子育て、再教育訓練、農業の将来像、クリーンエネルギー開発よりも高いのでしょうか。
反撃能力に伴うリスクが語られていませんが、これにより他国から攻撃されるリスクが高まっているのです、つまり専守防衛であれば他国から見て日本から攻撃を受ける可能性は低かったのですが、反撃能力を持つことでそのまた反撃能力を他国が持つことになるので逆に先制攻撃されるリスクは相当に高くなってしまいますがこれらの説明がないため「反撃」と言われて世論調査でも肯定的な意見が出ています。
元自衛艦隊幹部の香山さんは「身の丈を超えている」と警鐘を鳴らしています。日露戦争以降の「身の丈を超えた戦争」はバカな陸海軍を政治家が抑えきれずにノモンハン、日中戦争、太平洋戦争と敗戦を続け壊滅しました。
そのために文民統制が大切となったのですが、今度はしっかりした自衛隊幹部の上にバカな政治家がいることでまたまた「身の丈を外れた」ことをやろうとしています。
肌感覚で感じられる不安が回り回って若者に子孫を増やさない感情を植え付けてしまっているのではないでしょうか。ドイツもフランスも一時期は低出生率に悩まされましたが軍備増強で出生率が上がったのではありません、多様な生活を容認し手厚い生活支援策をとることで出生率が向上しました。
日本の採るべき道はどこにあるのでしょうか、ミサイルを持って遊ぶのは子供だけでしょう、選挙での再選しか考えない今の政治家は子供みたいなものですからしょうがないか(悲しい!)
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ(http://www.bmd-r.com)代表
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ(http://www.bmd-r.com)代表
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
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BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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