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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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田原中男氏の尖った提案
2022/02/18 その347 ワールドカップ中国線を観て
改めてプロが育たない社会だということを痛感しました。試合を90分観て『凡戦、W杯本戦に出られても予選リーグで敗退必至』というのが感想でしたが、翌日の新聞の見出しは「中国に快勝」でした。
ポイントは二つ
・ゲーム全体にリズム感がなく、90分間のっぺりした感じ
・二つ目は戦術が見え見えで守り易い
最後は実力差で2-0の勝ちでしたが、相手の実力が高いヨーロッパや南米相手では0-3ぐらいの負け試合でしょう。
TVの解説では
内田(元代表FB、ドイツでプレー)「こういう試合をするといろんなものが投げられるのですよ、ブンデスリーガでは」
アナ「スタンドから?」
内田「いや、ベンチから」
そして観客からは大ブーイング、試合途中で帰ってしまうサポーター続出でイングランドでもブラジルでも、そしてイランでも同じでしょう。しかし日本ではスタンドからのブーイングもなし(コロナで発声が抑制されていましたが)、途中で帰る人もなし。
サッカーを知っている人から見ると、W杯予選最終戦で勝ち点3を取れば一位通過が決まるという状況でない限りできるだけ点を沢山取るのは当然、ポゼッションが高いとはいうもののバックでボールを回しているだけなら当然で、チャレンジをしない、動きがない、リズムの変化が無いことの方が問題なのに、誰も指摘しません。
いつも辛口のセルジオ越後さんなら決して褒めないでしょう。
試合をまとめると
・ワンタッチでの崩しなどの脅威が感じられない、テンポにアクセントが無い。
・ミドルシュートが無いので守り易い、パスコースと受け手をマークすればシュートコースを抑える必要は無い、という事になります
監督、選手もさる事ながらチームは観客が育てるものですが、肝心の観客にプロ意識がないのではプロ意識のあるチームは育たないのは当然です。ビジネスの世界も同じではないかと思われます
改めてプロが育たない社会だということを痛感しました。試合を90分観て『凡戦、W杯本戦に出られても予選リーグで敗退必至』というのが感想でしたが、翌日の新聞の見出しは「中国に快勝」でした。
ポイントは二つ
・ゲーム全体にリズム感がなく、90分間のっぺりした感じ
・二つ目は戦術が見え見えで守り易い
最後は実力差で2-0の勝ちでしたが、相手の実力が高いヨーロッパや南米相手では0-3ぐらいの負け試合でしょう。
TVの解説では
内田(元代表FB、ドイツでプレー)「こういう試合をするといろんなものが投げられるのですよ、ブンデスリーガでは」
アナ「スタンドから?」
内田「いや、ベンチから」
そして観客からは大ブーイング、試合途中で帰ってしまうサポーター続出でイングランドでもブラジルでも、そしてイランでも同じでしょう。しかし日本ではスタンドからのブーイングもなし(コロナで発声が抑制されていましたが)、途中で帰る人もなし。
サッカーを知っている人から見ると、W杯予選最終戦で勝ち点3を取れば一位通過が決まるという状況でない限りできるだけ点を沢山取るのは当然、ポゼッションが高いとはいうもののバックでボールを回しているだけなら当然で、チャレンジをしない、動きがない、リズムの変化が無いことの方が問題なのに、誰も指摘しません。
いつも辛口のセルジオ越後さんなら決して褒めないでしょう。
試合をまとめると
・ワンタッチでの崩しなどの脅威が感じられない、テンポにアクセントが無い。
・ミドルシュートが無いので守り易い、パスコースと受け手をマークすればシュートコースを抑える必要は無い、という事になります
監督、選手もさる事ながらチームは観客が育てるものですが、肝心の観客にプロ意識がないのではプロ意識のあるチームは育たないのは当然です。ビジネスの世界も同じではないかと思われます
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
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BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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