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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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田原中男氏の尖った提案
2021/07/27 その318 FiReL:有勇自提起(悠々自適)な生活からの提案 手上げ横断の復活?
幼稚園や小学校生徒は今でも手をあげることが多いようですが、交通マナーを示す「交通の方法に関する教則」からは削除されていたとの事。幼稚園、学校、家庭での自主的な取り組みが継続されていたと言う事で改めて現場力の強さに感心します。ただ、現実の場面での違和感は「手は上げているが運転手を見ていない」ことにあります。多くの場合、子供はまっすぐ前を見て、手を上げ、横断歩道を渡っています。ここで大切なのは「相手の目を見ることです」相手を見て、自分を認識してくれ止まる準備をしているかどうかの確認が必要です。
話は飛びますが、講演会での講師の目線、記者会見での政治家や説明者の目線にも同じことがあり相手を見ないで原稿を読むような場面が多くあります。自らの経験でも講演会や大規模な会議では左右、遠近に視線を振り相手の反応を見ながら話をし、必要に応じてジョークを混ぜたり、合間を取ったり、声の大小を変えて集中してもらえるように工夫したものです。相手の目を見ることで言外の会話が成り立つのです。
手上げ横断に戻ると相手の目を見て無言の会話をすることが、手を挙げること自体よりはるかに大切なのですがその事が教育の側面で伝わっていないと思います。日本人の会話下手の根本的な原因かもしれません。
そういえばどこかの首相や報道官である官房長官も原稿を見て話をしていますね。中国外交部の汪文斌報道官はしっかりと質問者を見据えて威嚇するように話をしますし、アメリカのサキ報道官もホワイトハウスの定例記者会見では勿論質問者を見て発言しています。学校教育の見直しが必要で、外面的な見え方を教えるのではなく、内面的ないかに考えるのかという思考方法と事実やデータを基礎にした論理的な思考プロセスを教えるのが教育です。
教育が人を育て、人が社会を築くという江戸時代でも雄藩が実践していたことが現代ではできないのはどうしたことなのでしょうか。社会人教育を含めて日本の教育関連予算はOECD色と比較して圧倒的に低いという現実を見つめる必要があります。
幼稚園や小学校生徒は今でも手をあげることが多いようですが、交通マナーを示す「交通の方法に関する教則」からは削除されていたとの事。幼稚園、学校、家庭での自主的な取り組みが継続されていたと言う事で改めて現場力の強さに感心します。ただ、現実の場面での違和感は「手は上げているが運転手を見ていない」ことにあります。多くの場合、子供はまっすぐ前を見て、手を上げ、横断歩道を渡っています。ここで大切なのは「相手の目を見ることです」相手を見て、自分を認識してくれ止まる準備をしているかどうかの確認が必要です。
話は飛びますが、講演会での講師の目線、記者会見での政治家や説明者の目線にも同じことがあり相手を見ないで原稿を読むような場面が多くあります。自らの経験でも講演会や大規模な会議では左右、遠近に視線を振り相手の反応を見ながら話をし、必要に応じてジョークを混ぜたり、合間を取ったり、声の大小を変えて集中してもらえるように工夫したものです。相手の目を見ることで言外の会話が成り立つのです。
手上げ横断に戻ると相手の目を見て無言の会話をすることが、手を挙げること自体よりはるかに大切なのですがその事が教育の側面で伝わっていないと思います。日本人の会話下手の根本的な原因かもしれません。
そういえばどこかの首相や報道官である官房長官も原稿を見て話をしていますね。中国外交部の汪文斌報道官はしっかりと質問者を見据えて威嚇するように話をしますし、アメリカのサキ報道官もホワイトハウスの定例記者会見では勿論質問者を見て発言しています。学校教育の見直しが必要で、外面的な見え方を教えるのではなく、内面的ないかに考えるのかという思考方法と事実やデータを基礎にした論理的な思考プロセスを教えるのが教育です。
教育が人を育て、人が社会を築くという江戸時代でも雄藩が実践していたことが現代ではできないのはどうしたことなのでしょうか。社会人教育を含めて日本の教育関連予算はOECD色と比較して圧倒的に低いという現実を見つめる必要があります。
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ代表。
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
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BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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