- TOP
- ≫ メッセージ
会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
田原中男氏の尖った提案
2023/07/21 その420 日本語の良さと限界
日本語は世界の中でも難しい言葉として知られています、まず文字が3つもある(漢字、ひらがな、カタカナ)ことです。
我々日本人は何の疑いもなくこの3種類を使い分けていますが初めて日本語を習う人には使い方のルールを覚えるだけでも大変です。また多くの言い回しで主語がありませんので誰が言っているかは周辺情報から類推するしかありません、これも初めての人には大変です。
一方で古くは漢書であり江戸時代には西洋文化の導入のため多くの書物が日本語訳されました、最も有名なのはターヘルアナトミア(医学書)でこの苦労話は誰でも知っています。
明治維新後は様々な書物が日本語訳され自国語で読める書籍の数は世界有数で高等教育も専門教育も日本語で可能なことは日本の教育水準の高さに表れています。
しかしグローバルな視点から見ると限界も見え始めています。
プログラミングは基本的に英語ベースですし近年のChatGPTも基本は英語です。またCNNやBBCといった報道機関は世界中にネットワークを巡らせ即時に世界のニュースを伝えてくれますが英語ベースの放送です。
日本語に訳すスピードが世の中の動きに追いつかず徐々にトップランナーから話されこのままでは周回遅れになってしまいますが、高等教育まで日本語でできるメリットが逆に壁になり始めています。
今よりゆっくりとしたスピードで世の中が動いていた時代は翻訳する時間的余裕がありましたがDof Year?+インターネットの時代には追いついていかれません。
そろそろ限界を意識して改革しないと世界から取り残されてしまいます。外国人がこんなに難しい日本語を会得するメリットはほとんどありませんので日本人が日本語と同時に英語や中国語を会得しないと置いてけぼりになることは必至です。
このような危機感を持っている政治家、経営者、学者そして一般市民がどれほどいるのでしょうか。
因みに周回遅れは見た目は同じところを走り競合しているように見えますが実は圧倒的に遅れているのです、惑わされないようにしないといけませんね。
日本語は世界の中でも難しい言葉として知られています、まず文字が3つもある(漢字、ひらがな、カタカナ)ことです。
我々日本人は何の疑いもなくこの3種類を使い分けていますが初めて日本語を習う人には使い方のルールを覚えるだけでも大変です。また多くの言い回しで主語がありませんので誰が言っているかは周辺情報から類推するしかありません、これも初めての人には大変です。
一方で古くは漢書であり江戸時代には西洋文化の導入のため多くの書物が日本語訳されました、最も有名なのはターヘルアナトミア(医学書)でこの苦労話は誰でも知っています。
明治維新後は様々な書物が日本語訳され自国語で読める書籍の数は世界有数で高等教育も専門教育も日本語で可能なことは日本の教育水準の高さに表れています。
しかしグローバルな視点から見ると限界も見え始めています。
プログラミングは基本的に英語ベースですし近年のChatGPTも基本は英語です。またCNNやBBCといった報道機関は世界中にネットワークを巡らせ即時に世界のニュースを伝えてくれますが英語ベースの放送です。
日本語に訳すスピードが世の中の動きに追いつかず徐々にトップランナーから話されこのままでは周回遅れになってしまいますが、高等教育まで日本語でできるメリットが逆に壁になり始めています。
今よりゆっくりとしたスピードで世の中が動いていた時代は翻訳する時間的余裕がありましたがDof Year?+インターネットの時代には追いついていかれません。
そろそろ限界を意識して改革しないと世界から取り残されてしまいます。外国人がこんなに難しい日本語を会得するメリットはほとんどありませんので日本人が日本語と同時に英語や中国語を会得しないと置いてけぼりになることは必至です。
このような危機感を持っている政治家、経営者、学者そして一般市民がどれほどいるのでしょうか。
因みに周回遅れは見た目は同じところを走り競合しているように見えますが実は圧倒的に遅れているのです、惑わされないようにしないといけませんね。
コラム著者 BMDリサーチ代表 田原中男氏
1946年生まれ。東京大学経済学部、ハーバードビジネススクール(PMD)CIA(公認内部監査人)
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ(http://www.bmd-r.com)代表
1970年、ソニー入社。人事、ビジネス企画、管理業務、子会社再建、内部監査を担当。特に内部監査については、金融、映画等すべてのビジネス領域を包括的に評価することを可能とするグローバルな内部監査体制を構築。2003年からはグローバルなソニーグループ全体の内部統制体制構築に勤める。ソニー退社後、新日本監査法人アドバイザーを経て、現在、内部統制コンサルティングBMDリサーチ(http://www.bmd-r.com)代表
田原中男氏の尖った提案 バックナンバー
バックナンバーは下記URLよりご覧下さい。
BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
BMDリサーチ http://www.bmd-r.com