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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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佐久間裕輝氏のコラム
2024/3/25 連載コラム№3 フリーランス・コンサルタントが持つべき「専門スキル×付加価値n」
私はこれまで、長年にわたり様々なプロジェクト・ベースのコンサルティング案件にも参画してきましたが、非常に多くの参画実績を重ねてきたこともあり、ここ数年は専門の経理・財務領域のコンサルティングに加えて、プロジェクト全体を運営・推進を行っていくいわゆる「プロジェクト・マネジメント」の依頼を受けるケースが多くなってきています。
また、多くの経理・財務系プロジェクト案件が、システム環境の見直しや刷新などを伴うケースが多いので、私自身そもそもIT領域を専門としてはいないのですが、企業組織におけるIT環境の在り方・使い方に関するスキルやノウハウが積み上げられ、クライアント企業に最適となるIT環境を踏まえた、組織設計・業務設計のコンサルティングを提供しています。
要するに申し上げたいことは、経理・財務系を専門スキルとして掲げているものの、プロジェクト管理やIT領域のスキルを付加価値として備えることにより、大幅な守備範囲でコンサルティングを営むことが可能となっているのです。
その昔、私の様なコンサルタント業界では「業務系コンサルタント」、「IT系コンサルタント」などといった専門領域で分類する表現があり、各コンサルタント自身も「自分は業務系だからIT関連はわからない」といった様に、自分が専門としない領域についてはシャッターを降ろしてしまうコンサルタントが多かったと思います。自分も若干同じような面はありました。
コンサルティングファームの様な組織の一員であれば、所属するサービスラインに応じて専門領域が定義されるので専門領域に限定したスタンスで取り組んでもよいのかもしれませんが、私の様なフリーランスのコンサルタントは、事業機会の拡大を見据え、あらゆる価値提供の可能性を追求すべきであると考えます。
私は常に「専門領域」にどういった価値を掛け合わせていくべきかを考えており、“「専門スキル」×「付加価値」×「付加価値」×・・・”なんて概念的な算式をイメージしながら、自身独自の提供価値を見直しています。
コラム著者 佐久間 裕輝氏
マネジメント・コンサルタントとして経営・経理・財務・DX領域を中心に企業の業務・組織再編などの支援を行っている。
総合商社の経理部門に約10年間在籍した後、米国公認会計士(イリノイ州)取得を経て某会計系コンサルティングファームに参画、その後、フリーランスとしてコンサルティング業を継続中。慶応義塾大学卒
主な著書:経理・財務の実務に必要な「知識×実行」(税務経理協会)
CFO 最高財務責任者の新しい役割(HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)など
総合商社の経理部門に約10年間在籍した後、米国公認会計士(イリノイ州)取得を経て某会計系コンサルティングファームに参画、その後、フリーランスとしてコンサルティング業を継続中。慶応義塾大学卒
主な著書:経理・財務の実務に必要な「知識×実行」(税務経理協会)
CFO 最高財務責任者の新しい役割(HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)など
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連載コラム№2 コンサルタントに求められる価値の変化 |
2024.02.28 |
連載コラム№1 フリーランス・コンサルタントの良い面/厳しい面 |
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BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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