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会計実務家コラム
会計ダイバーシティでは、会計領域でご活躍されている実務家の方々のコラム記事などをご紹介してまいります。
業界の動向や時事問題などをテーマにした独自の視点・見解の内容となっておりますので、新たな発見の一助になれば幸いです。
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佐久間裕輝氏のコラム
2024/3/6 連載コラム№2 コンサルタントに求められる価値の変化
私がフリーランスのコンサルタントとして活動を開始してから20年近く経過し、時とともにコンサルタント市場も変化を繰り返してきましたが、特にこのコロナ禍を通じて大きな変化がもたらされたと考えています。
この変化を身近に感じた点は、エンド・クライアントより提示されるコンサルタントに求める要件より「年齢」が無くなってきているという点ですです。
そもそもこの「年齢」という要件は極めて日本らしさを表しているものであり、ある程度の年齢を重ねてしまうとコンサルタントとしてのスキルが劣ってしまうのではなどといった発想のもとで設定されただろう要件であり、プロフェッショナルとして活動している私達にとって極めてナンセンスな要件であると考えていました。
以前のコンサルティング・ワークは基本的にオンサイト・ベースであったかと思いますが、コロナ禍を通じて、クライアント側における在宅勤務導入に伴うオフィスサイズの縮小などが進み、今やヴァーチャル環境下のワークが一般的になってきています。
こうした動きに伴い、クライアントによる評価が本来あるべきコンサルタントのアウトプットやパフォーマンス力に集中するようになり、年齢などといった要素は不要と捉えられるようになったのかもしれません。
明らかにクライアント側におけるコンサルタント活用の観点が本来あるべき姿へシフトされたのだと考えます。
コンサルティングというビジネスはフリーランス市場の中でも原価負担を要することも少ないため、参入ハードルがそれほど高くないビジネスかと考えますが、一方で、以上の様にクライアントの要求レベルが非常に高く且つ本質的となっているので、ビジネス実現のハードルは非常に高くなっています。
精神論的なメッセージとなってしまいますが、契約獲得に際しては、「自身のスキル」を裏付けとして提供していこうとする価値が、いかにクライアントの期待に資することができるかを的確に示すことが必須であり、また、コンサルティング・ワーク中は常にクライアントが求める更に上のレベルのアウトプットやパフォーマンスを示し続けることができる様、丁寧に取り組むことが重要なのです。
私がフリーランスのコンサルタントとして活動を開始してから20年近く経過し、時とともにコンサルタント市場も変化を繰り返してきましたが、特にこのコロナ禍を通じて大きな変化がもたらされたと考えています。
この変化を身近に感じた点は、エンド・クライアントより提示されるコンサルタントに求める要件より「年齢」が無くなってきているという点ですです。
そもそもこの「年齢」という要件は極めて日本らしさを表しているものであり、ある程度の年齢を重ねてしまうとコンサルタントとしてのスキルが劣ってしまうのではなどといった発想のもとで設定されただろう要件であり、プロフェッショナルとして活動している私達にとって極めてナンセンスな要件であると考えていました。
以前のコンサルティング・ワークは基本的にオンサイト・ベースであったかと思いますが、コロナ禍を通じて、クライアント側における在宅勤務導入に伴うオフィスサイズの縮小などが進み、今やヴァーチャル環境下のワークが一般的になってきています。
こうした動きに伴い、クライアントによる評価が本来あるべきコンサルタントのアウトプットやパフォーマンス力に集中するようになり、年齢などといった要素は不要と捉えられるようになったのかもしれません。
明らかにクライアント側におけるコンサルタント活用の観点が本来あるべき姿へシフトされたのだと考えます。
コンサルティングというビジネスはフリーランス市場の中でも原価負担を要することも少ないため、参入ハードルがそれほど高くないビジネスかと考えますが、一方で、以上の様にクライアントの要求レベルが非常に高く且つ本質的となっているので、ビジネス実現のハードルは非常に高くなっています。
精神論的なメッセージとなってしまいますが、契約獲得に際しては、「自身のスキル」を裏付けとして提供していこうとする価値が、いかにクライアントの期待に資することができるかを的確に示すことが必須であり、また、コンサルティング・ワーク中は常にクライアントが求める更に上のレベルのアウトプットやパフォーマンスを示し続けることができる様、丁寧に取り組むことが重要なのです。
コラム著者 佐久間 裕輝氏
マネジメント・コンサルタントとして経営・経理・財務・DX領域を中心に企業の業務・組織再編などの支援を行っている。
総合商社の経理部門に約10年間在籍した後、米国公認会計士(イリノイ州)取得を経て某会計系コンサルティングファームに参画、その後、フリーランスとしてコンサルティング業を継続中。慶応義塾大学卒
主な著書:経理・財務の実務に必要な「知識×実行」(税務経理協会)
CFO 最高財務責任者の新しい役割(HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)など
総合商社の経理部門に約10年間在籍した後、米国公認会計士(イリノイ州)取得を経て某会計系コンサルティングファームに参画、その後、フリーランスとしてコンサルティング業を継続中。慶応義塾大学卒
主な著書:経理・財務の実務に必要な「知識×実行」(税務経理協会)
CFO 最高財務責任者の新しい役割(HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)など
佐久間裕輝氏のコラム バックナンバー
2024.02.28 |
連載コラム№1 フリーランス・コンサルタントの良い面/厳しい面 |
バックナンバーは下記URLよりご覧下さい。
BMDリサーチ http://www.bmd-r.com
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