• TOP
  • ≫ ワークダイバーシティ

ワークダイバーシティ

会計ダイバーシティでは働き方の多様性(ワークダイバーシティ)を支援しております。
勤務をしていると、現職の業務中心でなかなか他業界、異職種の情報は入り難いことと思います。
様々な職種(業務内容)や勤務スタイル、海外勤務例などを紹介してまいります。ご自身の今後のキャリア形成の参考として頂けますと幸いです。

【海外トレンド発信】RPA大手Automation AnywhereがMicrosoftと提携

2019年7月19日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏
大手同士の戦略的業務提携が実現し、RPAの利用が更に加速しそうだ。Microsoft AzureのユーザーはAutomation Anywhereのロボットを使えるようになるらしい。


#1 RPA pioneer joins hands with #1 cloud provider: Automation Anywhere and Microsoft Azure empower customers to automate in the cloud
https://www.automationanywhere.com/uk/blog/automation-anywhere-news/automation-anywhere-collaboration-with-microsoft
Azureマーケットプレース内でAutomation Anywhereを提供

Azureに搭載可能なアプリを提供するマーケットプレース内に『エクスプレス インストール』という機能が搭載され、Automation Anywhereを簡単にクラウド上にインストールする事が可能となるようだ。そうなると例えばクラウド上のMicrosoft 365のデータや、MicrosoftのBIシステムであるPower BIなどもAutomation Anywhereでプロセスの自動化を簡単に行う事ができるようになりそうだ。
ボットストアには既に60以上のロボットが存在

Automation Anywhereはロボットを販売するボットストアを持っており、その中にはMicrosoft製品のためのロボットが既に60以上あるらしい。スクラッチからロボットを作らなくてもこのボットストアの中から相応しいロボットを購入し、それをカスタマイズしていく形でスピーディーに業務の自動化を実現できるだろう。


今後はMicrosoft Intelligence(AI)との連携も進めるとの事なので、AIとロボが連携し合って業務を進めるプロセスなども期待できそうだ。
PwCに移籍した社員は複数社を担当

最初は移籍元企業の業務をそのまま行うそうだが、そのうち他の顧客の業務も担当することになるそうだ。そうなれば別の企業のノウハウも吸収できるし、移籍した人達にとっても良いキャリア形成になるだろう。企業側良し、PwC良し、社員良しで、関係者皆にとって良いスキームのようだ。今後もこの動きが加速していくのかもしれない。
中小事務所の強い味方

今まで中小事務所は監査シーズンにたくさんのスタッフが必要で、しかし一度確保してしまうとシーズンオフに人員過多となってしまうというジレンマを抱えていた。しかしこのAIサービスを使えばハイシーズンの人員需要を少なく抑える事ができる。これは中小事務所にとって強い味方になりそうだ。今後は大手向けだけではなく中小向けのこのようなAIやロボティクスサービスもどんどん登場してくるかもしれない。

ワークダイバーシティ記事一覧