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【海外トレンド発信】既に6割の大企業で業務内にAIを導入済

2018年9月24日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

アクセンチュア・ストラテジーが欧米の大企業を対象としたアンケート結果を発表した。それによると既に60%の企業で業務内にAIを取り入れているらしい。ウォールストリートジャーナルのこちらの記事で大きく報じられていた。

CFOs Look to Automate Tasks to Free Up Capacity
https://blogs.wsj.com/cfo/2018/09/11/cfos-look-to-automate-tasks-to-free-up-capacity/

予想以上のスピード感

2016年の調査では32%に留まっていたAI既導入企業が、今年の調査では60%に増大している。今まではシステム導入やロボティクスの活用による業務のオートメーション化がトレンドだった会計業界だが、どうやらそれは既に導入期を過ぎ発展期にさしかかっているようだ。同調査によると既に大企業内の会計業務の34%は人ではなくシステムかロボットかによって行われているらしい。そしてその割合は2021年には45%にまで上昇すると予測されている。となると次は自動化から更に進んでAI化へと向かう事になるのだろう。
目標は「8割が機械」

アクセンチュア・ストラテジーのAxson氏のコメントによると、大企業では8割の会計業務を機械化する事を目指しているらしい。8割となるともう殆どの業務が機械で行われるイメージだ。経理プロセスだけではなく現在ではまだ人がやっているレポーティングや分析やコンプライアンスの業務も機械化されるだろうとの予測だ。
CFOの新たな役割

こうした動きの中で、CFO達に求められる役目も変わってきているようで「新たなビジネス機会の発掘」という今までとは違った役目登場してきているらしい。10人中8人のCFOがこの役目を「メイン業務のひとつ」と捉えているそうで、今までとは違い会社の中のデータだけではなく外のデータにも目を向け、ビジネス全体を統括する事が求められているようだ。
自作のジレンマ

これが既成品のシステムの組み合わせであれば、システム同士が連携できるよう双方が随時アップデートをかけてくる。しかし独自に作ったスクリプトやRPAのフローは環境が変わっても誰もアップデートをかけてくれない。自分で随時メンテしていくしかないが、これはなかなか手間がかかる作業だ。自動化を追求していくのはとても重要な事だが「自作」の部分をいかにして減らすかという事を考える事もこれからは重要なのかもしれない。。

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