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ワークダイバーシティ

会計ダイバーシティでは働き方の多様性(ワークダイバーシティ)を支援しております。
勤務をしていると、現職の業務中心でなかなか他業界、異職種の情報は入り難いことと思います。
様々な職種(業務内容)や勤務スタイル、海外勤務例などを紹介してまいります。ご自身の今後のキャリア形成の参考として頂けますと幸いです。

【海外トレンド発信】会計ロボット同士のカップルが誕生?Statoil(ノルウェー)の例

2018年4月12日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

ノルウェーの大手石油会社Statoilで、会計業務を担当するRPA(ロボット)同士が最近付き合っているのではないか?と話題になっている。ウォール・ストリート・ジャーナルの以下の記事で紹介されていた。


Norway’s Statoil to Shed Finance Jobs As Automation Picks Up
https://blogs.wsj.com/cfo/2018/03/23/norways-statoil-to-shed-finance-jobs-as-automation-picks-up/

疑惑の二人(ロブとロベルタ)

ロベルタは同社で最初に導入されたロボットで、支払業務を自動化する事が目的だった。実際にスタートしてみると彼女は素晴らしい働きを見せ、自信を得たCFOのHegge氏は更に10人のロボットを導入。そしてロベルタはどうやらその中の一人『ロブ』と親交を深めているようだ。
自動的に通じ合う二人

Hegge氏曰く「彼らがつきあっているかどうかはわからない。ただ、関係を持っている事は間違いない。」との事だ。二人は支払業務を協業して行っているらしいが、支払承認に必要なデータを書類を集める役と、承認し実際に支払を行う役を担い、自動的にデータのやり取りをして二人で業務を完結してしまうらしい。もはやどちらかがいなくなったらワークしない『あなたがいないと生きていけない』関係ができあがっているそうだ。
ロボットの組み合わせ(モジュール化)

ロボットに限らずシステムを組む際には各機能を分けてモジュール化する事でシンプルさをキープできたり、一つの機能を色々な動きに使いまわしたりする事ができる。エクセルの数式でも長々しい数式を組むよりも短い数式を組み合わせた方が効率的だ。RPAの導入にもこれと同じ事が言えるのだろう。ロベルタを何でもできる万能ロボットに作り込んでいくよりも、一つの機能に特化させて他のロボットと組み合わせて一つの業務を遂行するようにした方がメンテも楽だし各ロボットを有効活用できる。Statoilの例はこの典型的なケースなのだろう。そう考えるとロベルタは今はロブと協業しているが、今後様々なロボットとの協業も期待される。ロベルタが複数の相手とお付き合いする『プレイガール』になる日も近いかもしれない。
  
















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