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勤務をしていると、現職の業務中心でなかなか他業界、異職種の情報は入り難いことと思います。
様々な職種(業務内容)や勤務スタイル、海外勤務例などを紹介してまいります。ご自身の今後のキャリア形成の参考として頂けますと幸いです。
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【海外トレンド発信】AI搭載冷蔵庫で実店舗ビジネスが変わる
2019年5月9日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏
米国公認会計士 村田幸伸氏
コンビニの冷蔵庫で伊右衛門とおーいお茶を迷って結局伊右衛門を買うと、冷蔵庫に搭載されたAIが『40代の男性がおーいお茶と伊右衛門を迷った挙げ句に伊右衛門を選択』というデータを収集する。遂にそんな時代がやってきた。ドラッグストア大手のWalgreensが本社のあるシカゴで試験的にこのAI搭載冷蔵庫を導入しているらしい。今後ニューヨークとサンフランシスコでも試し、本格導入へと進むようだ。小売店業界では革命的な動き!と大いに話題になっている。
Now Your Groceries See You, Too
https://www.theatlantic.com/technology/archive/2019/01/walgreens-tests-new-smart-coolers/581248/
顔認証技術を使わない
冷蔵庫に搭載したカメラを通して購入者の年齢、性別、購入した商品などを判別するらしいのだが、驚く事に顔認証技術は使っていないらしい。顔認証データの取得や保有は法律上の制限があり導入が難しいため、AIはカメラを通して顔のパーツの距離など様々な部分的なデータを組み合わせて性別や年齢を推測するらしい。つまり誰かはわからないが、男か女か若者か中年かはわかるという仕組みだ。これならプライバシー的な問題も回避できる。
冷蔵庫に搭載したカメラを通して購入者の年齢、性別、購入した商品などを判別するらしいのだが、驚く事に顔認証技術は使っていないらしい。顔認証データの取得や保有は法律上の制限があり導入が難しいため、AIはカメラを通して顔のパーツの距離など様々な部分的なデータを組み合わせて性別や年齢を推測するらしい。つまり誰かはわからないが、男か女か若者か中年かはわかるという仕組みだ。これならプライバシー的な問題も回避できる。
様々なデータ活用の可能性
オンラインでの商取引は顧客属性データを入手可能だが、実店舗での販売が多い食料品や飲料などは今まで殆ど正確な顧客属性を把握する事ができていなかった。コカ・コーラが10代の女性向けの商品を開発して大規模にCMキャンペーンを展開したとしても、実際にその層に売れているかはデータとして得る事ができなかった。また例えば、顧客属性によって売れる冷蔵庫の棚の位置も違っているかもしれない。私のような40代男性は冷蔵庫の真正面にある商品のみを見て買ってしまうが、女性は隅から隅まで見て慎重に選ぶのかもしれない。もしそのような情報があれば商品陳列を最適化する事もできるだろう。
オンラインでの商取引は顧客属性データを入手可能だが、実店舗での販売が多い食料品や飲料などは今まで殆ど正確な顧客属性を把握する事ができていなかった。コカ・コーラが10代の女性向けの商品を開発して大規模にCMキャンペーンを展開したとしても、実際にその層に売れているかはデータとして得る事ができなかった。また例えば、顧客属性によって売れる冷蔵庫の棚の位置も違っているかもしれない。私のような40代男性は冷蔵庫の真正面にある商品のみを見て買ってしまうが、女性は隅から隅まで見て慎重に選ぶのかもしれない。もしそのような情報があれば商品陳列を最適化する事もできるだろう。
冷蔵庫だけではない未来
顔認証技術を使わない顧客属性データの取得は、冷蔵庫だけではなく今後様々な場面で登場してきそうだ。野菜売り場も肉売り場もお菓子売り場も、ファストフードのドライブスルーなどでも活用されるかもしれない。そうなると今までは可視化されなかった実店舗での顧客動向がどんどん見える化され、消費開発やキャンペーンの最適化を図る事が可能になってくる。食品業界は巨大なだけに、今後大きなムーブメントになっていきそうだ。
顔認証技術を使わない顧客属性データの取得は、冷蔵庫だけではなく今後様々な場面で登場してきそうだ。野菜売り場も肉売り場もお菓子売り場も、ファストフードのドライブスルーなどでも活用されるかもしれない。そうなると今までは可視化されなかった実店舗での顧客動向がどんどん見える化され、消費開発やキャンペーンの最適化を図る事が可能になってくる。食品業界は巨大なだけに、今後大きなムーブメントになっていきそうだ。
中小事務所の強い味方
今まで中小事務所は監査シーズンにたくさんのスタッフが必要で、しかし一度確保してしまうとシーズンオフに人員過多となってしまうというジレンマを抱えていた。しかしこのAIサービスを使えばハイシーズンの人員需要を少なく抑える事ができる。これは中小事務所にとって強い味方になりそうだ。今後は大手向けだけではなく中小向けのこのようなAIやロボティクスサービスもどんどん登場してくるかもしれない。
今まで中小事務所は監査シーズンにたくさんのスタッフが必要で、しかし一度確保してしまうとシーズンオフに人員過多となってしまうというジレンマを抱えていた。しかしこのAIサービスを使えばハイシーズンの人員需要を少なく抑える事ができる。これは中小事務所にとって強い味方になりそうだ。今後は大手向けだけではなく中小向けのこのようなAIやロボティクスサービスもどんどん登場してくるかもしれない。
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