• TOP
  • ≫ ワークダイバーシティ

ワークダイバーシティ

会計ダイバーシティでは働き方の多様性(ワークダイバーシティ)を支援しております。
勤務をしていると、現職の業務中心でなかなか他業界、異職種の情報は入り難いことと思います。
様々な職種(業務内容)や勤務スタイル、海外勤務例などを紹介してまいります。ご自身の今後のキャリア形成の参考として頂けますと幸いです。

【海外トレンド発信】AIがスパイスを作る マコーミックとIBMの試み

2019年3月23日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

数多くの種類のスパイスやハーブを手がけるスパイスの大手マコーミック社が、IBMのAIを使ってスパイスの開発をするそうだ。


McCormick hands over its spice R&D to IBM's AI
https://www.engadget.com/2019/02/04/ibm-ai-food-seasonings-mccormick/


マコーミックのスパイスは“胡椒”などの基本的なもののみではなく、“トスカーナチキン”など料理別に独自に配合したスパイスを販売している。これをかければ本格的な味の料理ができてしまうというタイプのスパイスだ。今までは開発部門の人が味を確かめながらスパイスの配合を行いレパートリーを増やしていたが、これからはAIがその役目を担うとの事。両社は過去4年に渡りAIを使ったスパイス開発に取り組んでいたようで、遂に実用化に踏み切るそうだ。

AIを使ったデータ分析というと会計や経営データをイメージしがちだが、実は商品開発でも様々なデータが分析され活用されているのだろう。今後はそのようなデータを駆使する事でAIがスパイスや薬などを作る事ができてしまうのかもしれない。
1.ヘッダーやフッターにEmailアドレスを記載してもダメ

ロボットはヘッダーやフッターの文字を読まない場合があり、それによってEmailを判別できない事があるらしい。Emailは必ず本文部分に入れるようにするべきだそうだ。もし応募したのにThank you メールが届かない場合は、この問題の可能性が高い。
2.チャートやデザインに拘らない

ロボットは図やデザインを判別しないので、拘ってしまうとレイアウトが崩れロボットが読みにくい文章になってしまうらしい。ロボットフレンドリーな経歴書になっているか確かめるには、一度 .text 形式でファイルを保存して見てみると良いようだ。そうすればロボットが読むそのもののフォーマットを確認できる。
3.キーワードを散りばめる

募集要項に記載されている重要なキーワード、例えば「管理部長」「RPAプロジェクト」などを経歴書の中に散りばめるとロボットは「マッチしている」と認識し、逆にキーワードが無い場合はマッチしないと判断し弾いてしまう事があるそうだ。なんだかウエブのSEOのようだが、キーワードのマッチングを意識して書類作成する事が重要らしい。

ちなみに、応募ページのURLが急にその企業のものではなく外部の会社のURLになっていたらロボの可能性が高いようだ。日本ではどれくらい採用ロボが普及しているかわからないが、気をつけておいて損はないかもしれない。
中小事務所の強い味方

今まで中小事務所は監査シーズンにたくさんのスタッフが必要で、しかし一度確保してしまうとシーズンオフに人員過多となってしまうというジレンマを抱えていた。しかしこのAIサービスを使えばハイシーズンの人員需要を少なく抑える事ができる。これは中小事務所にとって強い味方になりそうだ。今後は大手向けだけではなく中小向けのこのようなAIやロボティクスサービスもどんどん登場してくるかもしれない。

ワークダイバーシティ記事一覧

※ 過去のワークダイバーシティ記事一覧はコチラからご覧ください。