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【海外トレンド発信】KPMGが社内でロボット人間を養成中

2018年10月19日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

米KPMGのCFOであるDavid Turner氏によると、KPMGは社内のファイナンス部門のRPA活用を積極的に進めているそうだ。


KPMG Grows In-House RPA Expertise
http://ww2.cfo.com/technology/2018/10/kpmg-grows-in-house-rpa-expertise/?utm_campaign=CFOWeekly&utm_source=CFO-email&utm_medium=email&utm_content=CFOWeekly_Friday_2018-10-5&utm_term=


ロボを使えない人は“使えない“

と上記の記事内で断言しているDavid氏だが、やはり社内には変化に積極的な人と消極的な人がいるらしい。積極的な人はRPAを自ら学び自身の業務を効率化させていくが、消極的な人はなかなか変化しようとしないようだ。KPMGでは自社でRPAの学習プログラムを用意しておりスタッフは自力でいくらでも学べる環境が整っているらしい。消極的な人にはこの学習プログラムの利用を促しメンタルを変えていく事が課題のようだ。
外から取れないから育成しかない

KPMGほどの企業であればRPAに明るいファイナンス人材をいくらでも採用できそうなものだが、現実にはなかなかそうもいかないらしい。まだ希少人材であるため外から採用する事は難しいようだ。となればスタッフが習得できる環境を整え、それを促していく形で自社育成する他ない。これはどの企業にも言える事なのでRPA人材育成プログラムのようなものは今後も需要が増していく可能性があるのだろう。
顧客のロールモデルを目指すKPMG

KPMGは顧客にRPAを活用したソリューションを提供しているだけに、自社のファイナンス部門での試行錯誤はそのまま顧客に展開できる可能性がある。自社で人材を育成しその人材をフル活用してRPA化を進めていくという流れを作り、このモデルをショールーム的に顧客に提案していく事を目指しているようだ。
RPAプログラムの管理にも期待

社内で各人がどんどんRPAプログラムを作っていった場合、ロボが乱立しどのロボが正しい挙動をし、どのロボに修正の必要があるのかといった事の管理が非常に難しくなる。AIがこれらと繋がればよくないロボを見つけ出す事も将来は可能なのかもしれない。そう考えるとAIがはRPAと結婚するというより、親として子供見守り育てていく存在になるのかもしれない。

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