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ワークダイバーシティ

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【海外トレンド発信】ABBYとUiPathの連結で自動化が更に進行

2018年11月16日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

書類や文書の自動認識ツール「Intelligent Capture」で有名なABBYが、UiPathのRPAと連携するようになったようだ。以下のFintechFintechの記事で紹介されていた。



ABBYY Intelligent Capture Connector is now available on the UiPath Go! RPA Marketplace
https://www.fintech.finance/01-news/abbyy-intelligent-capture-connector-is-now-available-on-the-uipath-go-rpa-marketplace/

文書をAIが自動判別

OCRで文書を読み込みデジタル化して分析可能にする事は、眠っているデータを活用可能なアセットするためにとても重要な事だが、そのデータが何であるかは今まで人間が判別する必要があった。このABBYは読み込んだ文書をAIが自分で学習し「これは請求書ですね」「これは契約書ですね」などと分類までしてくるらしい。文書を読めば読むほどその会社の文書形態を学習してくため、精度も向上していくそうだ。
業務の25%は非生産的な情報処理

ABBYのWebsiteの動画によると、ホワイトカラーの業務の25%は非生産的な情報処理(情報を探したりまとめたり整理したり)という事に使われているらしい。25%というと業務の1/4。つまり給与の1/4は非生産的な事のために支払っている事になる。このコストに比べるとABBYなどのAI導入コストは比較にならないくらい安く抑えられるのだろう。
データの整理とRPAが連携して更なる自動化へ

UiPathとAbbyが繋がる事により、Abbyで読み込み整理された情報を元にRPAで業務プロセスを自動化する事ができるようになるらしい。こうなるともう情報を探して整理する手間も、その情報に基づいてプロセスをする手間も省ける事になる。今後もこのような「RPAと繋がる何か」のサービスが充実してきそうだ。
中小事務所の強い味方

今まで中小事務所は監査シーズンにたくさんのスタッフが必要で、しかし一度確保してしまうとシーズンオフに人員過多となってしまうというジレンマを抱えていた。しかしこのAIサービスを使えばハイシーズンの人員需要を少なく抑える事ができる。これは中小事務所にとって強い味方になりそうだ。今後は大手向けだけではなく中小向けのこのようなAIやロボティクスサービスもどんどん登場してくるかもしれない。

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