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【海外トレンド発信】RPAのAutomation Anywhereがロボットコンテストを開催

2018年9月28日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

RPAのリーダー的存在であるAutomation Anywhereが、インドのバンガロールで「ロボットコンテスト」を開催したそうだ。


Automation Anywhere's Imagine Bengaluru and Bot Games Attended by Over 3,000 Customers, Partners, RPA Practitioners and Developers
https://www.prnewswire.com/news-releases/automation-anywheres-imagine-bengaluru-and-bot-games-attended-by-over-3-000-customers-partners-rpa-practitioners-and-developers-300717548.html


ロボット開発者800人が参加

世界中から集まった約800人のロボット開発者が参加し、優勝者にはフォルクスワーゲンの新車が授与されたらしい。プログラマの世界では「ハッカソン」など腕を競うコンテストがよく開催されるが、RPA業界では初の試みではないだろうか。それだけRPAのロボット開発者が増えているという事なのだろう。
インドがRPAのメッカなのか

バンガロールで初開催されたところを見ると、RPAのロボット開発者がインドで急増中なのかもしれない。インドは長らくBPO(アウトソース)の世界的リーダーだったが、Wiproなどの大手アウトソース企業にとってロボットの導入はコストダウンとスピードアップに直結するのでRPAへの取り組みは死活問題だ。一般企業とは比べ物にならないRPA導入動機があるのだろう。
開発者を増やして市場シェア獲得へ

Automation Anywhereは今後も世界各地で同種のイベントを開催し、自社のRPAに精通したロボット開発者を増やしていこうという戦略をとっているようだ。開発者が増えれば導入する企業も増える可能性が高いので、イベントを通して開発者達のモティベーションを盛り上げていこうという事なのだろう。同社のインドでのイベントは昨年の倍の参加人数になったという事なので、今後も益々盛り上がっていきそうだ。
自作のジレンマ

これが既成品のシステムの組み合わせであれば、システム同士が連携できるよう双方が随時アップデートをかけてくる。しかし独自に作ったスクリプトやRPAのフローは環境が変わっても誰もアップデートをかけてくれない。自分で随時メンテしていくしかないが、これはなかなか手間がかかる作業だ。自動化を追求していくのはとても重要な事だが「自作」の部分をいかにして減らすかという事を考える事もこれからは重要なのかもしれない。。

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