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【海外トレンド発信】Automation Anywhereがボットストアをオープン

2019年3月23日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

iPhoneにはアプリをダウンロードするApp Storeがあるように、Automation Anywhereはロボットをダウンロードできる“ボットストア”をオープンしたそうだ。


Bot Store
https://botstore.automationanywhere.com/


今まではユーザーが自分で自分の仕事を自動化するためのロボットを作る必要があったが、これからは一から作るのではなくボットストアで良さそうなのを購入し、それを自分なりにカスタマイズして使う事ができる。これは使い慣れたらとても効率的に自動化を導入できそうだ。

ウエブサイトも最近は一からHTMLを作って構築するよりも、Wixなどのサービスを使い自社に合いそうなデザインや機能を選んでそれをカスタマイズして使う方が一般的となってきた。今ではそこで自分のデザインや機能を売ろうとする人たちも増え、一つのエコシステムができあがっている。

RPAも今後は自分が作ったロボットをボットストアで売ろうという人たちが増え、除々に洗練された扱いやすいロボットがたくさんできてくるのだろう。Automation Anywhereだけではなく、この流れは今後RPA業界の本流になるような気がする。
1.ヘッダーやフッターにEmailアドレスを記載してもダメ

ロボットはヘッダーやフッターの文字を読まない場合があり、それによってEmailを判別できない事があるらしい。Emailは必ず本文部分に入れるようにするべきだそうだ。もし応募したのにThank you メールが届かない場合は、この問題の可能性が高い。
2.チャートやデザインに拘らない

ロボットは図やデザインを判別しないので、拘ってしまうとレイアウトが崩れロボットが読みにくい文章になってしまうらしい。ロボットフレンドリーな経歴書になっているか確かめるには、一度 .text 形式でファイルを保存して見てみると良いようだ。そうすればロボットが読むそのもののフォーマットを確認できる。
3.キーワードを散りばめる

募集要項に記載されている重要なキーワード、例えば「管理部長」「RPAプロジェクト」などを経歴書の中に散りばめるとロボットは「マッチしている」と認識し、逆にキーワードが無い場合はマッチしないと判断し弾いてしまう事があるそうだ。なんだかウエブのSEOのようだが、キーワードのマッチングを意識して書類作成する事が重要らしい。

ちなみに、応募ページのURLが急にその企業のものではなく外部の会社のURLになっていたらロボの可能性が高いようだ。日本ではどれくらい採用ロボが普及しているかわからないが、気をつけておいて損はないかもしれない。
中小事務所の強い味方

今まで中小事務所は監査シーズンにたくさんのスタッフが必要で、しかし一度確保してしまうとシーズンオフに人員過多となってしまうというジレンマを抱えていた。しかしこのAIサービスを使えばハイシーズンの人員需要を少なく抑える事ができる。これは中小事務所にとって強い味方になりそうだ。今後は大手向けだけではなく中小向けのこのようなAIやロボティクスサービスもどんどん登場してくるかもしれない。

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