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ワークダイバーシティ

会計ダイバーシティでは働き方の多様性(ワークダイバーシティ)を支援しております。
勤務をしていると、現職の業務中心でなかなか他業界、異職種の情報は入り難いことと思います。
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【海外トレンド発信】2019年に台頭するERPシステムTOP5

2018年12月27日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

ERPといえば長きにわたりSAPとOracleの独壇場であったが、クラウド勢の登場によりその勢力図が少し変わりそうだ。CFO.comの以下の記事で来年のTOP5ERPシステム予測が紹介されていた。



What Are the Top ERP Systems for 2019?

http://ww2.cfo.com/enterprise-resource-planning/2018/11/what-are-the-top-erp-systems-for-2019/?utm_campaign=CFOWeekly&utm_source=CFO-email&utm_medium=email&utm_content=CFOWeekly_Friday_2018-11-9&utm_term

2大システムに迫るのはMS

こちらのランキングでは一位にMicrosoft Dynamics 365がランクインしている。MSのシステムはGreat PlainsやNavisionなどがありどの路線で進んでいくのか定まらず、どれも中途半端な印象があった。しかしこのDynamics 365でクラウドERPのこれで勝負!という感じでやっと方向が定まった感じだ。SAPやOracleに機能性やエコシステムの広さでは劣るものの、導入ハードルの低さを武器に躍進すると予想されている。MicrosoftはBIツールでもPower BIというサービスを積極的に展開しており、こちらも導入ハードルが低くTableauを脅かす存在となりそうだ。
4位5位には新顔が

この記事では4位にWorkday、5位にSalesforce が入っている。人事系システムからERPへと進化してききたWorkdayと、CRM系からERPへと進化してきたSalesforceがクラウド勢として台頭してくると予想されている。特にSalesforceは日本でもCRM導入企業が多いので、ERPのクラウドへの移行時に躍進してくるかもしれない。
法人税率下げレースも更に加熱

イギリスは法人税率19%と主要国の中でもかなり低税率だが、Brexitによる企業の損失を補填するため更なる減税が実施されるとの噂がある。イギリスから出る企業を食い止めるための施策なのだろう。一方オランダの方も現在の25%から更なる減税を行う動きがあり、イギリス離れオランダ行きを更に推進するよう動いているようにも見える。Brexit後のヨーロッパがどのようになるか今後も注視していきたい。
中小事務所の強い味方

今まで中小事務所は監査シーズンにたくさんのスタッフが必要で、しかし一度確保してしまうとシーズンオフに人員過多となってしまうというジレンマを抱えていた。しかしこのAIサービスを使えばハイシーズンの人員需要を少なく抑える事ができる。これは中小事務所にとって強い味方になりそうだ。今後は大手向けだけではなく中小向けのこのようなAIやロボティクスサービスもどんどん登場してくるかもしれない。

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