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様々な職種(業務内容)や勤務スタイル、海外勤務例などを紹介してまいります。ご自身の今後のキャリア形成の参考として頂けますと幸いです。
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【米国のトレンド発信】RPAのもう一つの方向性「Workato」
2017年6月5日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏
米国公認会計士 村田幸伸氏
RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)は人に代わってパソコンでの業務を行ってくれるソフトウエアだが、今回はもうひとつの流れであるクラウドのRPA的なサービスをご紹介したい。2013年にシリコンバレーで誕生し、瞬く間にアメリカでユーザー数を増やしているWorkato(www.workato.com)だ。
複数のソフトを繋ぐ役割に特化
通常RPAソフトウエアはWindowsパソコンにインストールし、そのRPAソフトが実際にWindowsを人のように動かして作業を行う。これによって複数のソフトにまたがる業務を自動化する事が可能となる。Windowsパソコンの操作を登録して、実際にその操作を発動させるという点でマクロに近い存在と言えるだろう。
一方こちらのWorkatoはクラウドサービスなのでパソコンにインストールする必要はない。また、パソコンを実際にWorkatoが操作するという事もない。複数のソフトウエアの『データを繋ぐ』役割に特化し、例えば「Sales Forceでこの作業が起こったら会計ソフト上でこのような処理をする」といったプログラム(Workatoではレシピと呼ぶ)を作成すると、パソコンを動かして処理をするのではなく、二つのソフト間のデータを繋いで処理をする事により、自動化してしまうというアプローチだ。エクセルに例えるならば、マクロで処理をするのではなく、関数を駆使して自動化してしまうのに近いだろう。
通常RPAソフトウエアはWindowsパソコンにインストールし、そのRPAソフトが実際にWindowsを人のように動かして作業を行う。これによって複数のソフトにまたがる業務を自動化する事が可能となる。Windowsパソコンの操作を登録して、実際にその操作を発動させるという点でマクロに近い存在と言えるだろう。
一方こちらのWorkatoはクラウドサービスなのでパソコンにインストールする必要はない。また、パソコンを実際にWorkatoが操作するという事もない。複数のソフトウエアの『データを繋ぐ』役割に特化し、例えば「Sales Forceでこの作業が起こったら会計ソフト上でこのような処理をする」といったプログラム(Workatoではレシピと呼ぶ)を作成すると、パソコンを動かして処理をするのではなく、二つのソフト間のデータを繋いで処理をする事により、自動化してしまうというアプローチだ。エクセルに例えるならば、マクロで処理をするのではなく、関数を駆使して自動化してしまうのに近いだろう。
パソコンの環境に依存しない
例えば、RPAソフトであれば、パソコンを実際にRPAが動かすためパソコン上で何らかのトラブル(フリーズしたなど)が起こると作業に影響が出てしまう。また、当然パソコンを常時オンの状態にしておかないと作業が行われない。
一方Workatoはクラウドサービスであるためパソコンがどのような状態であれその影響を受けない。プログラム(レシピ)はWorkatoのクラウド上に登録するため、一台一台のパソコンに作業を登録する必要なく、パソコンを変えても何の問題もなく使う事ができる。
例えば、RPAソフトであれば、パソコンを実際にRPAが動かすためパソコン上で何らかのトラブル(フリーズしたなど)が起こると作業に影響が出てしまう。また、当然パソコンを常時オンの状態にしておかないと作業が行われない。
一方Workatoはクラウドサービスであるためパソコンがどのような状態であれその影響を受けない。プログラム(レシピ)はWorkatoのクラウド上に登録するため、一台一台のパソコンに作業を登録する必要なく、パソコンを変えても何の問題もなく使う事ができる。
マクロか関数か?
日頃エクセルを多用している方にとって、マクロとはどういう位置づけだろうか?恐らく、関数でどうしても自動化できない部分を『最後のひと作業』的な役割で使いたちのではないだろうか?マクロを毎回発動させて出てきたアウトプットは、関数を組んで自動的に出てきたアウトプットより信頼性が高くないように感じられるのではないだろうか。マクロが行う作業はWindowsパソコンの状態の影響を受けてしまうので『ちゃんと完了したかな?』というところに一抹の不安を抱えるからなのだろう。
そういう意味ではWorkatoは作業を行うマクロではなくデータ処理なので、RPAソフトで行ったアウトプットよりも信頼性が高く感じられる。Workatoでできる事はやって、どうしても自動化できない一作業をRPAソフトで行うという流れも大いに有り得るかもしれない。
日頃エクセルを多用している方にとって、マクロとはどういう位置づけだろうか?恐らく、関数でどうしても自動化できない部分を『最後のひと作業』的な役割で使いたちのではないだろうか?マクロを毎回発動させて出てきたアウトプットは、関数を組んで自動的に出てきたアウトプットより信頼性が高くないように感じられるのではないだろうか。マクロが行う作業はWindowsパソコンの状態の影響を受けてしまうので『ちゃんと完了したかな?』というところに一抹の不安を抱えるからなのだろう。
そういう意味ではWorkatoは作業を行うマクロではなくデータ処理なので、RPAソフトで行ったアウトプットよりも信頼性が高く感じられる。Workatoでできる事はやって、どうしても自動化できない一作業をRPAソフトで行うという流れも大いに有り得るかもしれない。
トリガーとファイアーはRPAと同じ
RPAの大きな武器として、トリガーを設定し、そのトリガーが起こったら自動的にこの処理を発動(ファイアー)するという機能があるが、Workatoも同じようにトリガー設定が可能だ。違いがあるとすると、Workatoではどんなソフトでもデータを繋げるわけではなく、Workatoが対応しているソフト間のみとなってしまう点だ。しかしそれも、現在数千のソフトに対応しておりその制限はかなり小さくなりつつある。シリコンバレーのベンチャー企業から広まった経緯もあり大企業が使っているSAPやOracleにはまだ未対応だが、逆にSAPやOracleのクラウド化が進めばWorkatoも対応してくる事になるだろう。
RPAの大きな武器として、トリガーを設定し、そのトリガーが起こったら自動的にこの処理を発動(ファイアー)するという機能があるが、Workatoも同じようにトリガー設定が可能だ。違いがあるとすると、Workatoではどんなソフトでもデータを繋げるわけではなく、Workatoが対応しているソフト間のみとなってしまう点だ。しかしそれも、現在数千のソフトに対応しておりその制限はかなり小さくなりつつある。シリコンバレーのベンチャー企業から広まった経緯もあり大企業が使っているSAPやOracleにはまだ未対応だが、逆にSAPやOracleのクラウド化が進めばWorkatoも対応してくる事になるだろう。
料金体系がRPAと大違い
RPAソフトはパソコンインストール型が主流で更に大企業や金融機関への導入を想定しているため、気楽にちょっと使ってみようという料金体系ではない所が多い。実際各社共にわかりやすい料金体系をWebsiteで提示していない。
一方Workatoはシリコンバレーのベンチャー企業向け「クラウドサービス」なので、何と月99ドル~という安価な料金体系となっている。そこから段階的に月約2千ドルまでのプランがWebsiteで明示されているので、大企業でなくても気軽に導入してみる事ができる。
RPAソフトはパソコンインストール型が主流で更に大企業や金融機関への導入を想定しているため、気楽にちょっと使ってみようという料金体系ではない所が多い。実際各社共にわかりやすい料金体系をWebsiteで提示していない。
一方Workatoはシリコンバレーのベンチャー企業向け「クラウドサービス」なので、何と月99ドル~という安価な料金体系となっている。そこから段階的に月約2千ドルまでのプランがWebsiteで明示されているので、大企業でなくても気軽に導入してみる事ができる。
RPAとは主戦場が違うとは言え、このWorkatoは既にSales forceに対応している。今後SAPやOracleと繋がってくると大企業でも「マクロより関数」の発想でWorkatoを多用してくるかもしれない。私個人的にもRPAはどうしても自動化できない最後の一手を担って欲しいと思うところがあるため、クラウド上で自動化してくれるWorkatoには大変興味を惹かれている。今後の発展に注目していきたい。
会計ダイバーシティでは現在RPA関連の業務に大変注目しており、実際にRPA関連業務の求人を多数発掘し研究しております。ご興味のある方はぜひこちらのページをご覧下さい。
→ 求人情報_RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)
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