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ワークダイバーシティ

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【海外トレンド発信】SAPのクラウド志向とAIの未来

2018年1月31日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

英フィナンシャル・タイムズの以下の記事によると、SAPが米のCalliduscloudを$2.4Bで買収するようだ。

SAP to acquire Nasdaq-listed Callidus for $2.4bn
https://www.ft.com/content/52189d2e-0585-11e8-9650-9c0ad2d7c5b5
リアルタイム営業管理システムのCallidous

Callidousはナスダック上場企業でクラウドベースのリアルタイム営業管理システムで有名な企業だ。
営業員のパフォーマンスやコミッションなどをリアルタイムで表示できるシステムで、営業部門全体の人的資源を有効活用するためのサービスだ。

SAPは基本的にはクラウドを自社で育てていくが『クラウドまわりで自分達が持っていないものは外から買う』という方針をもっているようで、今回の買収は正にそれにハマった形だ。
クラウド化とAIの相性は?

SAPはクラウド化にかなり注力しているように見えるが、果たして今後会計関連業務のAIの活用が進んだ場合クラウドどの相性はどうなのだろうか?

AIが処理するデータ量は膨大な量となるため、最近はデータをクラウドに持つよりもエッジで持つ方が良いという意見も最近はある。AIを使わない会計システムですらクラウドだと動きが鈍い場合もあるので、AIを使い倒す事を考えるとクラウドだと何となく心もとない気もしてしまう。

今までは「クラウド化=先進的」なイメージだったが、AI活用を考えた場合もう少し慎重に考える必要があるのかもしれない。

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