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ワークダイバーシティ

会計ダイバーシティでは働き方の多様性(ワークダイバーシティ)を支援しております。
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AI時代の“人間の仕事”とは何か?

今年に入り多くの話題を提供しているAI。囲碁の世界でも話題のアルファー碁、人の能力を超えてAIはいったいどこへ向かうのだろうか。

自動車、ロボット、ドローン、スマートホーム、エネルギー、インフラ関連、医療や介護の現場等々、様々な分野でAIの活躍が期待されている。AIが社会を便利に変えてくれる。このようにみると、すぐに生活に入り込んできそうなAIであるが、その実用化にはまだまだ試練がある。最大の課題はAIが学習する内容である。

仮にAIをペットと考えてみよう。同じペット(AI)をそれぞれの家庭で飼ったとしても、“育て方”によって“ふるまい”(効用)は異なる。それぞれの家庭での経験 (=情報の内容)が異なるためである。とすればペットと同様で、育てられたAIの“ふるまい”には違いが生じることになる。同じAIを活用したとしても、効用が同じとは限らない。

ここからが、人間の出番である。AIをどのように人間が“しつけ”をして育てていくのか。AIが仮説を立て検証した結果について何をどう判断させるのか、人間の哲学や考え方が大きく影響する。つまり個々の人間の考え方がしっかりしていなければ、AIの効用は人類の期待とは程遠いものになりかねない。

AIは道具であり、これを活用して何をするのか、それを考えるのは人間である。AI時代こそ、人間の考える力がより重要になるのである。

『人間が考え、AIを育て、AIを使って物事を“判断”させ、その材料をもとに人間が“決断”をする。』

これがAI時代における“人間の仕事” ではないのではないか。

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