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ワークダイバーシティ

会計ダイバーシティでは働き方の多様性(ワークダイバーシティ)を支援しております。
勤務をしていると、現職の業務中心でなかなか他業界、異職種の情報は入り難いことと思います。
様々な職種(業務内容)や勤務スタイル、海外勤務例などを紹介してまいります。ご自身の今後のキャリア形成の参考として頂けますと幸いです。

終身雇用 年功序列 (日本的経営?)

先日都内で開かれた記者会見で、トヨタ自動車の社長が「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と発言し、ニュースになっていましたが、
逆に「まだ終身雇用だと思っている人が結構多い」ことに驚いた人もいるのではないでしょうか。

高度成長時代に日本経済の成長をささえた日本的経営(三種の神器)「終身雇用」「年功序列」「労働組合」ですが、バブル崩壊後に朝まで生テレビで「日本的経営の崩壊」的なテーマで議論されていたことを思い出しました。

実際に今でも終身雇用されている人は、(内閣府の「日本経済2017-2018」によると)
正規職員の男性では、30代で48%、40代で38%、50代で34%だそうで、女性の50代では7%(労働市場から退出した割合も多い)との事。

私は40代ですが知り合いで新卒から転職していない人がいないので、38%も本当にいるの?
と思いますが、まあ少なくとも6割以上は終身雇用では無いという事です。

ちなみに、年功序列は終身雇用と一体の関係で、終身雇用が前提で、ライフイベントが多くあり生活費が多く必要になる将来のために、若いうちは低い給与でも会社のために懸命に働き、中堅、ベテランになってきたときに高い給与をもらう(将来を保障してもらう)制度ですが、
1990年代後半から2000年代前半にかけて、(崩壊は叫ばれつつも)まだ色濃く終身雇用・年功序列が残っている時代に入社した「現おじさん」達は、若いうちは安くこき使われ、恵まれるはずの年齢になったときにはその制度が無くなっている、というかわいそうな世代なのかもしれません。
「俺たちが若い頃は~」などと言って、それと同様なことを若手に押し付けるのはナンセンスですが、そう言いたくなる気持ちはわかってあげても良いかもしれませんね。

今後は新卒一括採用も廃止になる流れで、終身雇用制も無く、今までのような「就社」ではなく、本当の意味での「就職」となり、その「職」におけるキャリアの作り方が重要になってきます。

会計ダイバーシティでは「社」に縛られない働き方のご提案もしております。
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