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ワークダイバーシティ

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【海外トレンド発信】「リモートワークが認められないなら会社を辞める」が4人に1人

2019年1月7日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

ガーディアン誌の以下の記事が話題になっている。企業はそろそろリモートワークを認めないと大変な事になるという内容の記事だ。



If employees want to work from home, why not let them? 
hhttps://www.theguardian.com/business/2019/nov/17/small-business-employees-working-remotely-
95%の知識労働者はリモートワークを希望

Zapier社が行った調査によると、PCに向かって業務を行うような知識労働者の95%がリモートワークを希望しているそうだ。もうこれはほぼ全員と言っていい数字だろう。しかし勤務先がリモートワークを認めていないため毎日会社に通勤しデスクについてPCに向かって仕事をしているそうだ。このような状況に不満な人は多いようで、75%の人がリモートワークができる企業への転職すら考えているらしく、また26%は実際に離職しているという調査結果が出ている。
いい人が辞めてしまうだけではない

この現象から想像できるように、リモートワークを認めていない企業からはいい人材が流出してしまう可能性がある。近い将来そのような事が起こってくるのだろう。またそれだけではなく、リモートワークを希望している人が多いという事実は、リモートワークを認めていない企業は転職対象にすらならない事を意味している。つまりいい人は出ていくだけで入っては来ないという危機的な状況になりそうだ。
トライアルから始めよう

記事内に「トライアルから取りもう」という提案があった。一気にリモートワークを認めると社内に混乱が起こり得るし、有効な人とダメな人との判断もつかない。どんなインフラや制度が必要かもやってみないとわからないところも多い。そこでまずはトライアルとしてリモートワークを取り入れ、手応えや影響の度合いを見極めつつ徐々に進めて行くのが良いのではという提案だ。これなら多くの企業で取り組んでいけるだろう。

リモートワークというのがここまで大きなムーブメントになってくると、もうこの流れが止まる事はないように思えてくる。近い将来自宅や近所のコワーキングスペースで働くのが主流となり、オフィスに通勤する方が珍しくなってくるのかもしれない。
3.自分が向いているか判断する

リモートワークはプロアクティブな人でないと上手く行かないそうだ。誰かに言われなくてもやるべき事をプランし、スケジュールを作り、自分から積極的にコミュニケーションを取るような人が良いらしい。受け身で指示や連絡が来るのを待ってしまうような人だとどんどん業務のペースから取り残され、精神的にも孤独になっていってしまうようだ。そうなる前に向いているかどうかを自分でしっかり判断する事が重要なのだろう。

米国の会計業界ではリモートワークが増加の一途を辿っているので、今後は働き方のスタンダードになってくるかもしれない。雇用者側も従業員側もそれに備えた規律やシステムを整えていく必要がありそうだ。

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