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2017/09/07 「会計ソフトの使用経験」

経理人材にとって、会計ソフトの使用経験は非常に重要な要素と感じられますが、一昔前ほどどの会計ソフトの経験をしているかは、重要でなくなってきました。派遣社員での募集の場合には、要求される場合もありますが、それでも何かしらを経験していれば、「何とかなるでしょう」という判断で落ち着く傾向にあります。この点は、以前ほど会計ソフトの優劣が明確でないこととベースの作りが近くなってきていることに起因している印象です。
この点で意識して頂きたいとことは、どの会計ソフト?という観点よりは、大規模ERP(SAP、Oracle等)の経験と勘定科目が英語による経験となりそうです。上述した通り、会計ソフトに大きな差はなくなりつつありますが、大規模ERPによる会計処理はなれることにある程度以上お時間を要することが想定されるため、小ぶりな会社から大手企業への転職なった場合にはその点の適性については質問が挙がる場合があります。また、日系企業も多くが海外展開中、もしくは計画中となりますため、英語の勘定科目に早期に対応可能であるかは、企業によっては着目しているポイントとなりそうです。
また、会計システムの変更プロジェクト等の経験も、市場では評価の高い経験となります。会計システムは、進歩し今後はされにAIやロボティクスの活用も見込まれることとなりますので、必要な経験やアピール点も大きく変わるかもしれません。