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2017/07/28 「副業の捉え方」

近日、報道等で「副業」に関する記載を見受けるようになってきました。私自身も自分には「関係がない」領域と捉えてきましたが、正社員として働く方も数年先には検討をする方はもっと増加をしているかもしれません。
転職の支援をさせて頂いている中で、転職理由は様々となりますが、「プロモーションの可能性がない」「給与水準が変わらない」という相談者も多くいらっしゃいます。企業成長も右肩上がりを継続することは難しい状況があり、会社規模が変わらない限りにおいては、どうしても上が詰まり、役職や給与も横ばいとなってしまうケースは今後も増加をしてくることと思います。このような背景から、夫婦共働きはスタンダードになりましたし、保育園などの社会インフラが追い付いていない新たな問題にも直面しています。
保育園の設備が充実し、働き手となる方が増加をしながらも、今後、AI化が進み人手が必要な業務が圧縮をされることとなると、企業が現在の多くの雇用を維持できないフェーズに入ることが想定されます。リストラも出てくることと思いますが、雇用維持策として、短時間労働契約(ワークシェアリング)と社員との雇用契約を柔軟にし副業を認めるケースも今後は増加をするかもしれません。
そのような状況に対応するには、自社内のみで通用するスキルと他社でもすぐにでも通じるスキルとで、ご自身のキャリアを棚卸しておく必要があります。この点のコントロールはたやすいことではありませんが、どこでも通じるスキルも身につけることを意識することは、リスクヘッジの意味合いで非常に重要となろうかと思います。
文章は、リスクに備えるような後ろ向きの記載となってしまっていますが、働き方の柔軟性という意味では面白いかもしれません。社会に浸透するのは、まだまだ先かもしれませんが、副業時代を対応する求人案件も提案、獲得していきたいと考えております。