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2017/6/29 「銀行折衝業務について」

社会現象にもなったドラマもありましたが、銀行と企業の関係は非常に密接です。お金がダイレクトに関わっていますのでシビアな業務とは思いますが、安定した企業運営、営業活動は非常に重要ですので、銀行折衝業務は職責の重い業務となります。業績が安定しており、歴史も長い企業であれば取引銀行との関係も長く、通常通りの対応や新規ビジネスの際のご相談などが発生をする程度かもしれませんが、業績が落ちた際の金融機関の反応は厳しいものがありますのでいかに対応は慎重な検討が必要です
根幹にありますのは、借入に対して「返済能力が充分にある」ということを示すことです。業績が低迷をしたのであれば、その背景や一過性のものであることなどを示す情報量を増加させることが最重要となります。業績悪化の理由、背景を示したうえで、次は今後の対策をどのように立てているか、ということを明確にする必要があります。どのような商品は好調であり、独自の技術は何を有しているか、現在のクライアントの取引状況と拡大の見込み、新規クライアントの開拓など出来る限り現実的な情報を提示し、結果としてどのような売上、利益を出せるかを導き出します。
上記が不明確であったり、突っ込みどころが満載であれば、ダメな会社、融資する価値のない会社とレッテルを貼られ、融資審査はどんどん厳しくなります。