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2017/5/12 「経理におけるコミュニケーション」

比較的内向きな作業と捉えられがちな経理職ですが、コミュニケーション力を重視する求人が非常に多く有ります。企業側が経理人材の課題として捉えており、経理マンにとって大事なスキルという事かと思います。

経験年数やポジションが上がるにつれて、営業などの各事業部門や監査法人・税理士法人・コンサルティング会社などの外部専門家、また経営層とのやり取りや調整も増えていきます。この点でコミュニケーションが億劫に感じてしまう方だと経理としては難しいかもしれません。逆に営業やコンサルタント出身の経理の方などは、この点得意な方が多くいらっしゃる印象です。

経理に求められることは、正確性な数値・スピードは当然ながら、それらの数値から得られる経営的な視点での提言やプラスα情報提供に尽きると思います。例えば、毎月決まったレポートを作成するケースが多くありますが、その中でも数値は毎回異なりますので、前年対比での特異点など、経理だからこそ把握できる情報を補足コメントとして貼付することでも周りからの印象は変わってくることと思います。コミュニケーション力が高い経理マンは、各関係者から重宝され、経理に相談する時は○○さん、といった形で信頼を得ている事も多いようです。

転職活動をされる際、職務経歴書等の自己PR欄へコミュニケーション力をアピールされる方も多いですが、このポイントを押さえておくことが大切となります。経理数値をどのような視点で捉え、どのように行動・工夫してきたのか、これらを面接を通じてアピールする事がコミュニケーション力の高い経理マンだと感じて貰うポイントになること思います。