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2017/03/30 「固定資産管理の仕事」

固定資産は、大きな投資となるケースもあり、一度に費用として計上するのではなく、耐用年数にわたって減価償却により徐々に計上します。特にメーカーの設備投資など、きちんとした管理が費用対効果を図る上でも経営上重要となります。
資産取得の起票から始まりますが、メーカーをイメージした場合には工場側の管理となりますため工場からの申請が想定されます。購入後については、算定の償却費の計上がなされ、固定資産管理台帳に登録をします。資産番号、所在場所、資産の種類、取得価格の情報から資産を管理し、処分を行うまでの履歴が記録されます。その後も現物実査、減損会計基準に基づく固定資産の評価を実施します。
固定資産管理については、テーマとしてIFRS(国際会計基準)における影響も大きく、資産除去債務を負債として計上するとともにこれに対応する除去費用を有形固定資産に計上、開示が求められています。このような変化は固定資産を多くかかえる企業には非常に大きなインパクトとなります。
大手企業、メーカーでの経理業務に従事した際には固定資産管理業務に従事する可能性が高いですが、会社としての大きな経営判断の一角を担う非常に重要な役割となります。

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