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2016/12/16 「IR業務とは」

IRとは、
Investor Relationsの頭文字をとったもので、日本では「投資家向け広報」等とも訳されます(※ここで扱っているのはIntegrated Reportingとは違います)。企業が投資家に向けて経営状況や財務状況、業績動向に関する情報を発信する活動のことで、法定開示業務とは違い、何をどう開示するのかはすべて企業側の自由になります。逆にいえば、IRによって企業イメージを良くも悪くも出来てしまうということになります。
IR担当者に求められるスキルとしては、
・財務、経理、関連マーケット、関連諸法規の知識
・社内外とのコミュニケーション能力(外国人投資家が増えているため英語でのコミュニケーション能力も含む)
・経営者の視点で会社の方向性を大局的に把握する能力
等があげられます。
IRへの転職について、最近では圧倒的に他社でのIR経験者が多いようですが、IR経験がなくとも英語力のある経理・財務経験者、経営企画部門での予実管理経験、機関投資家向けの営業経験者、金融業界出身者でIRへのキャリア志向がある方等が応募資格としてあがっています。
尚、自社のリソースだけでIR活動のすべてを行うことは難しいので、上場企業の半数以上は外部リソース(IR支援会社)を活用しているようです。