• TOP
  • ≫ 記事ページ

2016/12/15 「メーカー経理のポイント」

メーカーの経理業務では、
やはり原価計算についての経験が要求されます。新卒でメーカーに勤務をした場合には工場経理から経験を積む場合が多く、若手のうちに原価計算の経験をしています。中途採用で入社をした場合でも日系メーカーの場合には、卒業年度から等級や給与を決定しますので、同じように工場経理、原価計算をしていることを必須と捉える傾向にあります。メーカーに転職を希望する場合には、20代の若手であればポテンシャルを勘案し、転職先の工場経理担当からスタートするという前提での転職はありえますが、30代以降となればポテンシャルは勘案をされません。
30代以降にメーカーへの転職をされる場合には、会計監査の経験やERPの専門性といった外部からの支援、コンサルティングの経験があれば、プロパー社員とは別の専門性として評価をされる場合があります。また、連結決算、連結納税、国際税務対応、開示など経験者が市場に少ない分野の経験者も別枠として採用がされる可能性が高まります。
メーカーに限らず、年齢とともに経験業界の変更は厳しくなりますが、敢えて業界変更を強く希望される場合には、転職市場の置ける希少性に着目する必要があります。