• TOP
  • ≫ 記事ページ

2016/11/17 「財務求人のポイント」

財務求人は、
会計関連の求人の中では数が少ない案件となります。感覚的には経理求人が20件あれば財務求人が1件くらいという印象です。財務部門の置き方もそもそも会社によって相違があり、経理部門が兼ねているケースや経営企画部門が兼ねているケースも多くあります。また、ひとくちに財務といっても内容として、予算作成・管理に重きをおいたポジションもあれば、銀行折衝等の業務である場合もあり、内容は様々という印象です。このように経理部と分けていないケースが多く見られ、結果として財務ポジションは自社の経理部門の方をスライドさせるというケースもあるため、外部に求人が出ないとも言えます。
外資系企業における財務・ファイナンスの業務を考えますと、多くは予算作成と予算実績管理、レポーティングの業務を指しており、分析業務の比重が大きい印象です。海外本社からの問い合わせも想定されるため、英語能力も会話も含め要求されるケースが多くなります。
経理業務と財務業務を比較した場合、市場価値の優劣がある印象はありませんが、一般的には財務業務の方が工夫・改善の余地があるケースが見られ、人物的に柔軟性を問われる選考が見られます。また、投資、海外進出等の業務にも関わる可能性もある点で新規事業の立ち上げにも耐えうる素養を求める案件も増加しております。