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2016/8/25 「財務会計と管理会計について」

財務会計と管理会計について、
転職市場でいえばポジション数としては財務会計側での採用ポジションが圧倒的に多くなります。管理会計の市場価値が低いということではありませんが、役割上会社全体のことを理解している必要がありますので、新しいポジションがあった場合に社内の経理部員を異動をさせるケースが多いことと思われます。
市場価値や面白みについては、様々な着眼点や会社の位置づけによっても変わってきますが、一般的には管理会計は内部で使用される数値のため、工夫や提案の要素が強く、財務会計ではルールは決定をしてるためスピード正確性、業務フローの見直しという改善的色合いが強い業務です。
2つの業務は近しいところに置かれていますので、よほどの大企業で役割分担が細かくされている企業でない限りは両方を経験する場合が多くなります。順番としては、管理会計のほうがより全体像を見れる必要があるため、財務会計からスタートという場合が多そうです。このようなキャリアの流れとなった場合に、人によっては管理会計の方が性に合い、また財務会計に戻るので、管理会計に従事できるポジションに転職をしたいというご相談を頂きます。このような転職は冒頭の記載の通り、ポジション数が少なく、会社の全体像を知っていてほしいという会社の期待から難航し、お時間を要するケースが多くなりそうです。この場合は、大手企業のピンポイントの採用を待つか、先々管理会計に異動したいという希望を尊重もらえるもののスタートは財務会計という受け入れが必要となるかと思われます。