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【海外トレンド発信】管理会計や経営企画に今後求められるスキル

2021年12月21日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

管理会計や経営企画と言うと、Excelのエキスパート達がERPからデータをダウンロードしてそのデータを様々なExcelの機能を駆使して分析するイメージが強い。達人になるとVBAを自在に操り様々なプロセスを高速で行う人もいる。しかし、時代やテクノロジーが変化していくと、必要となるスキルセットも変わってくるようだ。Financial Management誌の以下の記事内でその一例が紹介されていた。



How European companies are embracing hybrid working, ESG
https://www.fm-magazine.com/news/2021/aug/how-european-companies-are-embracing-hybrid-working-esg.html?utm_source=mnl:adv&utm_medium=email&utm_campaign=26Aug2021&SubscriberID=131408244&SendID=386253

月次資料ではなくリアルタイム
Excelでのデータ分析は月次などで定期的に行う事が多いが、今の時代はリアルタイムデータが必要とされる事が多い。そうなるとデータをダウンロードしてExcelで作業するという方法では対応できない。ライブデータと直接連携させるためにリアルタイムの分析レポートを生成したり、データとシンクするBIアプリを使った処理が必須となってくる。
オンプレミスからクラウドへ
今まではサーバにERPデータが置かれている事が多かったが、今ではクラウド上にデータがある事が多い。そのデータに直接アクセスして操作するとなるとSQLやPythonを扱えるスキルも必要となってくる。クラウド上のデータを操作しクラウド上に分析レポートやダッシュボードを置くようになると、世界中のどこにいてもライブデータを見る事ができるようなる。今やこのような環境は当たり前になりつつある。

今まではこのようなシステム寄りの作業はIT部門に依頼したりすれば良かったが、今ではこれらの分析を日々高度化していく事が求められるので、ファイナンス部門の人も自力でこれらの作業ができるスキルが必要となってきているようだ。
二発目はウォークイン
3週間後に二発目の接種に行くと、今度は普通に駐車場に車をとめてウォークインで建物に入った。入り口でQRコードをスキャンすると「はい、じゃあ53番に行ってください」と言われ広大な会場を見渡すと、遠くの方に53番という旗を挙げている看護師が見えた。恐らく100番以上の接種ステーションがあったと思う。53番に着くと、前回と同様問診が行われ、そのまま接種。終了すると15分の待機エリアに誘導され、15分経った人から退場。聞くところによると、二発目は前回より接種者が多い(一回目の人と二回目の人が混ざるため)ので、ドライブスルーでは対応できないという事で急遽ウォークインに変えたそうだ。たったの3週間でここまでガラッとシステムを変えられるとは凄いと関心させられた。
二発目の副反応は少しハード
今度は接種翌日に37度超の発熱があり一日寝込む事となった。しかし多くの人がそうだったように、二日目には回復して通常通りとなった。

二回のワクチン接種をして驚いた事がいくつかあった。一つは日頃は(日本人に比べて)いい加減なアメリカ人達が、見事にシステマティックな接種体制を整えて、まさにF1のピットストップのように効率的な接種を行っていた事だ。状況に応じて素早くドライブするーからウォークインにシステムを大変更したのも驚きだった。そしてもう一つはボランティアの多さと素晴らしさだった。車を誘導する人も摂取する看護師も、軍の関係者とボランティアでまかなわれていた。その数は膨大な数だがこれだけ多くの人がボランティアとして素早く集結する事に感銘した。また、ボランティアは自発的に参加しているためか、一般の病院などよりも親切でハツラツと明るい対応をしていて、とても気持ちよく接種を受ける事ができた。このような光景を目の当たりにすると、自分も何かコミュニティーに貢献しないといけないなという気分になった。
第2ラウンドスタート

4月27日に第2ラウンドのローン受付がスタート。今度の予算は$250B。前回より少ない。今回は大企業が申し込みしにくい世論環境が整ったが、それでも一瞬で無くなってしまう気配は濃厚だ。メガバンクのローン申請システムは未だにフリーズ状態でカクカク言っている。埒が明かない。そこで私は新興勢に目をつけた。Paypalだ。私が取締役をしている企業の殆どはメガバンク経由での申請で立ち往生していたためPaypalでのローン申請に切り替えた。今回の件でパンク状態となってしまった金融機関を補完すべく、政府はPaypalなどの新興フィンテック勢にも銀行免許を急遽発行したのだ。『新興のPaypalであればまだパンクしていないはず』という目論はみごとに当たり、トントンとプロセスが進む。結果ローン申請は3日ほどで完了し、後は政府からの返答待ちという状態となった。$250Bに潜り込めたかどうかはあと数日後にわかるだろう。

もし潜り込めたら2ヶ月間は今の人員を維持できる。しかしダメだったら更なるリストラを決行する必要が出てくるかもしれない。全てはロックダウンがいつ終わり経済が正常に戻るかにかかっている。ピリピリした春になりそうだ。

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