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ワークダイバーシティ

会計ダイバーシティでは働き方の多様性(ワークダイバーシティ)を支援しております。
勤務をしていると、現職の業務中心でなかなか他業界、異職種の情報は入り難いことと思います。
様々な職種(業務内容)や勤務スタイル、海外勤務例などを紹介してまいります。ご自身の今後のキャリア形成の参考として頂けますと幸いです。

【海外トレンド発信】月$49からのクラウドBIサービスklipfolioが流行中

2020年2月13日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏
自動車メーカーは10年間法人税免除。こんな税制を作ってフォルクスワーゲンやトヨタや日産の誘致に成功している国がある。ガーナだ。大西洋に面した東アフリカのこの国は、アフリカの自動車工場というポジションを狙っている。アフリカンビジネスの以下の記事で紹介されていた



Multinational car companies eye opportunities in Ghana
https://africanbusinessmagazine.com/sectors/transport/multinational-car-companies-eye-opportunities-in-ghana/
cloud_bi_klipfolio

クラウドのダッシュボード生成サービスと言えばDomoが有名だが、このところKlipfolioがアメリカを中心に流行りだしている。その理由はなんと言っても価格だ。Domoとほぼ同じような機能を持ちながら月$49からスタートできる。このプランだと5ユーザーで5つのダッシュボードまでとなるが、無制限ユーザーで60ダッシュボードまで拡張しても月$399だ。多くのユーザーで使えばタダ同然のような金額だ。



klipfolio
https://www.klipfolio.com/
中小企業にターゲット

スタートアップや中小企業が良く使うシステムとのインテグレーションを充実させている。Quickbooks、Xero、Freshbooksの御三家会計クラウドサービスとの連結が可能で、CRMではSalesforceとも連携できる。様々なサービスのデータを繋げてひとつのダッシュボードを作る事ができるのが便利だ。もちろんExcelやGoogleスプレッドシートなどで自作してあるデータとも連携できる。SAPやOracleなどとは連携していないようなので、今のところ完全に中小企業にフォーカスしているのだろう。
データドリブンな意思決定はもはやMUST

会社の状況や自分の部署の状況、又は各スタッフ個人の状況がライブデータとして表示されるダッシュボードはもはや必須となりつつある。数年前はTableauの利用が大企業を中心に進んだが、Klipfolioのようにクラウドで安価に始められるものが出てくると中小企業での利用も一気に進みそうだ。
データオタクにならないために

BIを使うと様々なデータをビジュアライズして見る事ができるので、ハマるととても面白い。しかしともするとデータを整備する事が目的になってしまい「で、それを見て何を判断するの?」というダッシュボードやチャートがたくさん作られてしまう事がある。データはあくまでも意思決定のツールなので、使えるデータのみを使える形で整備するよう心がけたい。また、飛行機のコクピットのように沢山の計器があると、全てを見きれず使いこなせないという事も起こりがちだ。日頃は見ないでも良いデータは隠しておいて異常値の時のみアラートを出すなどの工夫をして、ダッシュボード内をスッキリ保つ工夫も大切だ。

Klipfolioのような安価なクラウドサービスが出てくると気軽に試行錯誤ができるので、今後もっと流行していくのではないだろうか。

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