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【海外トレンド発信】なぜ部下の信頼を得られないのか?

2021年9月14日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

ハーバード・ビジネス・レビューの記事で、多くの管理職が抱えるこの問題(もしくは自覚していない問題)についての研究記事があった。



Build Your Reputation as a Trustworthy Leader
https://hbr.org/2021/06/build-your-reputation-as-a-trustworthy-leader



努力しているのに、なぜ??
Ron Carucci氏の研究によると、殆どの管理職は部下に信頼され、良いチームが作れるような努力を行っているそうだ。コミュニケーション方法の本を読んだりチームビルディングのセミナーを受けたりして、それを現場で実践しようと努力している。そうしているにも関わらず今ひとつ掴めた感がないというか、完全な信頼関係を築いている感覚を持てずにいる。そしてRon氏が行ったアンケート結果を見て衝撃を受ける。『部下の皆さんはあなたを信頼できていないようです。』これを聞いて皆大きなショックを受けるそうだ。
原因は『考え』と『行動』の違い
Ron氏の研究結果によると、不信感の源泉は上司が言う事と行動のギャップだそうだ。上司は高い志を持って部下から信頼されようと励んでいるが、それがうまくチームを動かすための『手段』である場合、ふとした行動や言葉にギャップが出てしまう。『チームのひとりひとりが大事だ』と主張しておきながら、誰かの発言を遮って自分の話を始めたりなどの行動が部下達にギャップを感じさせてしまう。
部下を主役にできているか?
管理職は確かに重要な役目だが、多くの場合業務を実際に執行しているのは部下達だ。何かいい結果を出せた時に部下達をその主役として称える事ができているか?多くの場合は部下に感謝の意は表明しても、その結果自体は自分の管理のもとで出した成果のように振る舞ってしまう事が多いらしい。それは自分が主役で部下はサポートである事を暗示してしまい、部下の心の中に冷めた感情を産んでしまう結果となる。仕事をしている人が主役。サッカーで言えばフォワードなどのプレイヤー。そして管理職はサイドラインにいるコーチのような立場で部下達を励まし結果を称賛する事で信頼関係が生まれるらしい。

この記事には他にも多くのポイントが書いてあったが、自分でも思い当たる事がいくつもあった。よい信頼関係を築くには顧客との関係性と同じくらいの心がけを持って接する事が重要だと気付かされた記事だった。


二発目はウォークイン
3週間後に二発目の接種に行くと、今度は普通に駐車場に車をとめてウォークインで建物に入った。入り口でQRコードをスキャンすると「はい、じゃあ53番に行ってください」と言われ広大な会場を見渡すと、遠くの方に53番という旗を挙げている看護師が見えた。恐らく100番以上の接種ステーションがあったと思う。53番に着くと、前回と同様問診が行われ、そのまま接種。終了すると15分の待機エリアに誘導され、15分経った人から退場。聞くところによると、二発目は前回より接種者が多い(一回目の人と二回目の人が混ざるため)ので、ドライブスルーでは対応できないという事で急遽ウォークインに変えたそうだ。たったの3週間でここまでガラッとシステムを変えられるとは凄いと関心させられた。
二発目の副反応は少しハード
今度は接種翌日に37度超の発熱があり一日寝込む事となった。しかし多くの人がそうだったように、二日目には回復して通常通りとなった。

二回のワクチン接種をして驚いた事がいくつかあった。一つは日頃は(日本人に比べて)いい加減なアメリカ人達が、見事にシステマティックな接種体制を整えて、まさにF1のピットストップのように効率的な接種を行っていた事だ。状況に応じて素早くドライブするーからウォークインにシステムを大変更したのも驚きだった。そしてもう一つはボランティアの多さと素晴らしさだった。車を誘導する人も摂取する看護師も、軍の関係者とボランティアでまかなわれていた。その数は膨大な数だがこれだけ多くの人がボランティアとして素早く集結する事に感銘した。また、ボランティアは自発的に参加しているためか、一般の病院などよりも親切でハツラツと明るい対応をしていて、とても気持ちよく接種を受ける事ができた。このような光景を目の当たりにすると、自分も何かコミュニティーに貢献しないといけないなという気分になった。
第2ラウンドスタート

4月27日に第2ラウンドのローン受付がスタート。今度の予算は$250B。前回より少ない。今回は大企業が申し込みしにくい世論環境が整ったが、それでも一瞬で無くなってしまう気配は濃厚だ。メガバンクのローン申請システムは未だにフリーズ状態でカクカク言っている。埒が明かない。そこで私は新興勢に目をつけた。Paypalだ。私が取締役をしている企業の殆どはメガバンク経由での申請で立ち往生していたためPaypalでのローン申請に切り替えた。今回の件でパンク状態となってしまった金融機関を補完すべく、政府はPaypalなどの新興フィンテック勢にも銀行免許を急遽発行したのだ。『新興のPaypalであればまだパンクしていないはず』という目論はみごとに当たり、トントンとプロセスが進む。結果ローン申請は3日ほどで完了し、後は政府からの返答待ちという状態となった。$250Bに潜り込めたかどうかはあと数日後にわかるだろう。

もし潜り込めたら2ヶ月間は今の人員を維持できる。しかしダメだったら更なるリストラを決行する必要が出てくるかもしれない。全てはロックダウンがいつ終わり経済が正常に戻るかにかかっている。ピリピリした春になりそうだ。

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